ストレス

昨日は小学校で1時間待ち。
下校時刻を書いたプリントには3時10分って書いてあったのに、実際は4時だった。記入間違いだったらしい。花壇に、チューリップやパンジーや桜草や、色とりどりの春の花がきれいで、楠で鳥がにぎやかで、ひなたぼっこした。

下校時の下駄箱は、猿の群れがひしめきあい。群れにもまれていた子ども(これだけ毎日もまれたら、ボタンもとれるしランドセルもいたむわ、と思う)、結局、誰もいなくなってから、一番最後の猿になって、下駄箱よじのぼって靴をとる。

子ども連れて、かたつむりクリニックへ行く。穴はふさがったが、皮膚の再生はもうすこしかかりそう。

子ども、朝ママに通学班のところまで一緒に来てほしいのは、いじめられないように見守っていてほしいんだ、と言う。そんなことだろう、と思ってはいた。
いじめられてる、というわけでもないんだが。無事でもない。
今朝もSくんが突進してきて、子どもの体にぶつかってゆく。子ども、私の背中に逃げるがSはまだ追いかける。
本人はなあ、好意でじゃれついていくんだよなあ。
追い回すな、と2日連続で言ったんだが、やめないし「追い回してない」という。でも、きみがそうやってぐんぐん迫っていくから、この子は教室でロッカーに耳をぶつけて怪我しただろう。
って言ったら、不満そうに口をとがらしていた。
懲りないよな。わかってないだろ。

子ども、帰りはバスから降りると、群れから逃れようと全速力で走るらしい。そいでときどき転んでる。

まあ、よくがんばって学校に行ってると思う。

私は小学校の最初から、遠足も運動会も、何ひとつ楽しいと思えないし、実験や実習、体育ももちろん、まわりを意識して行動をあわせることを要求される授業や行事は、ひたすらにしんどくて、ゆううつなばかりだったけど、きみはそれらの授業や行事も楽しもうとしてるし、今のところ楽しんでいるようだし、それはとっても不思議だ。

どこで覚えたか、ストレス、という言葉。
なかなか宿題しなかったり、片付けなかったりして私に叱られると、指をかんだり、髪の毛ひっぱったりするから、何してんの、ときくと、
「ママが怒るから。ぼくはストレスなんだ」
と言うのがおかしい。そんだけ言えれば立派。

それでも、ごはんは宿題してからだよ、って言うと
「じゃあ、ぼく食べない」って言う。
いいよ、食べなくても、って言うと、
「ママは、ぼくがお腹すいて死んじゃってもいいの?」って言う。
1日2日食べなくても死にません。

そういえば。
私が子どもの頃も、みんな通学班で並んで学校に行ったが、2軒隣の1学年上の女の子だけは、通学班で行かずに、ひとりで行っていた。学校から帰るとよく一緒に遊んだし、頭のいい女の子で、かわりに宿題もやってくれるし、好きだったけど、今から思えば、あの子もきっと自閉症スペクトラムだったろう。
でも、まわりはもちろん、わがままとしか思っていなかった。親がいなくておばあちゃんとおじさん達だから、わがままがゆるされているんだろう、としか。
中学のときに不登校になり、一年遅れで入学した高校でも不登校になって、退学した。家も引っ越していたし、彼女のその後のことを知らない。

避難所あたりにいる発達障害の子どもたち、とってもしんどいだろうなと思う。環境がかわって。そこらじゅう、予測のつかない人だらけで。自分の空間と自分のペースを守れない環境で、ざわついて、不安でどうしようもなくなったりしてないだろうか。
どっかすみっこに隠れたりひきこもったりできる場所があるといいな。見捨てられてはいないが、だれも無遠慮にやってこないところ。私は机の下が好きでしたが。バスタオルかけて外から見えないようにするの。それから読書でも工作でも、何か落ち着ける作業。