2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ぐるぐる走る

幼稚園の未就園児のクラスに行く。うちわに紙と鈴を貼りつけて、たぬきのでんでん太鼓をつくり、鳴らして遊んだ。工作はわりと集中してできたし、楽しそうだった。絵本を読んでもらうときも、おとなしくすわっていた。(私のひざの上で。他の子はみんな、ひ…

「サラダ記念日」と「プーさんの鼻」の間

所属、について。 思えば、あんたはヘンだ、おかしいよ、フツーじゃないよ。 というようなことは、小さい頃からたくさん言われてきて、でも私には私があたりまえなので、何をいわれているのか、いつもさっぱりわからないし、すると、人の気持ちがわかんない…

さなぎになる

「ママといっしょにさなぎになるの」 うんうん、さなぎになろう。 ふたりで毛布にくるまって(さなぎになって)電気も消して真っ暗にして、寝るのが午後9時。ちびさんが夜なかなか寝てくれないのにずーっと困っていたんだけど、早く眠らせるとっても簡単な…

『ガイドブック アスペルガー症候群』

『ガイドブック アスペルガー症候群』トニー・アトウッド著、東京書籍 読了。 これはとてもいい本。人生の謎が解けていく快感だった。 親たちのことはもういい、子どもがこれから、学校という「ジャングル」(という著者の表現に賛成)や、「狭量で残酷なテ…

他人の身になって

『ぼくには数字が風景に見える』ダニエル・タメット著 古屋美登里訳 講談社 サヴァン症候群でアスペルガー症候群の青年の手記。義父母の家にあったので、借りてきて読んだ。面白かった。数字が風景に見えるという共感覚の天才的な働きは、ただ感嘆しながら読…

メモ。自閉症講座(第1回)

先週、療育センターで自閉症講座(第1回) 50人くらい出席していたろうか。自閉症児の親と保育士さんたち。平日の午前中だったけど、出席者のほとんどは女性。独特の空気の重さは、みんな自分ごとの大変さの反映なのだろう。大学の講義を聴いている気分だ…

寿限無

寿限無の絵本、「じゅげむじゅげむ」と読んでやったら、ちびさん、足をふみならして、とびはねて喜ぶ。たちまち覚えてしまった。つきあって私も覚えた。ちびさんすらすら覚えるが、私はけっこうくるしい。 突然「たとえからだをさかれても、きつねのこどもは…

くるくるまわる

幼稚園に行く。就学前の子どものためのクラスがあったので。 ちびさん、はじめて幼稚園というところに行ったのだが、玄関で、いきなり、くるくるまわりはじめた。 くるくるまわる。くるくるまわる。くるくるくるくる。 まわったら落ち着いたようで、教室にあ…

誰がアンナを狙ったのか

「誰がアンナを狙ったのか ~ロシア 報道記者暗殺の真相~」という番組を見た。昨日の深夜、BS世界のドキュメンタリー。 去年の10月、ロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤが暗殺された。彼女が所属していた独立系の新聞「ノーバヤ・ガゼータ」…

恐竜の名前

「ママー、アスペルガーたべないの」 「?」 (アスペルガーはもちろん食べれませんが)と思ってふりむくと、テーブルにはアスパラガス。これのことですね。 きみはアスパラガスも食べてくれませんが。 アスペルガー、アスパラガス、ガラパゴス、ゴスペル、 …

ルリアンス

河津聖恵さんの詩論集 『ルリアンス 他者と共にある詩』(思潮社) 読了。 現代詩の場所から、次のような言葉が出てくることに驚いた。 「もう、中途半端な個ならばいらない。詩は苦悩する他者に同苦し、他者と歓びを分かつために書かれるべきものであり、自…

オオカミ VS おにいさん

ちびさん、言い出したらきかない。きみはママを家来だと思っているだろう。右手人差し指を動かして、「ママ、こうしてこうしてこうしてこうして」と移動経路を指図し、おもちゃをとってこい、と言うのだ。いやです。 それでちびさん、思い通りにならないとか…

書類

古い知り合いのK夫妻は、フィリピンで植林をしている仲間を支援している。学生たち10人ほどをつれて今年も現地に行ってきた。パアララン・パンタオとの交流もしてくれて、レティ先生から書類を預かってきてくれたので、取りに行く。 子どもの靴長靴を2ダー…