2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

阿川パパ

1か月くらい前かな、テレビに、山口の阿川駅が映った。それで、なになに、とのぞきこんだら、鉄道番組じゃなくて、阿川佐和子のファミリーヒストリーだった。阿川のルーツがそこだということで。で、お父さんの阿川弘之が広島で生まれ育って付属から東大に…

存在しようと

詩誌「みらいらん」。コラム書かせてもらったので、貼っときます。 ドイツ語ができないので、リルケの詩が本当はどうなのか、わからない。手もとにある3冊ほどの詩集の訳はそれぞれに違っていて、私が15歳のときに、記憶した訳とも違う。どんな本を読んだの…

詩誌「みらいらん」5号の小特集「童心の王国」面白かった。そのなかで、蝦名泰洋さんが、季語と芭蕉の俳句のことを書いているんだけど、途中にはさまれている修道院の僧ベルナールさんの話が、個人的にツボだった。修道院の庭に花を見つけて、沈黙の戒を破…

母のつづき

母が52歳で死んだので、人生はそれくらいの長さなのだろうと、思っていた。わりと強く、そう思っていたようだ。それでも途方もなく、十分すぎるほど長く思えていた。18歳の頃は。人生が50年もあるなんて。 人生は終わったのに、なぜまだ生きているのかよくわ…

桂浜の小石

翌3日。暗いうちにホテルを出て、駅へ。行ったことのないところ、乗ったことのない路線は憧れであった。息子はやってきた車両に感動している。どこが感動ポイントなのか、私にはわからない。徳島から阿波池田まで。乗り換えて、土讃線で高知まで。この日は…

ユニコーン、こんなところで

2020あけましておめでとうございます。 1月2日3日は息子と旅。2日朝、朝5時過ぎの始発で出発、この日は青春18きっぷ。尾道の海が見えるあたりで朝焼け。瀬戸大橋を渡り、徳島行き鈍行、途中乗り換えて鳴門まで。 息子は徳島初上陸。私は何十年前かに一…