2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日

一年が終わりますが、まずは怠惰に過ぎている冬休み。 3・11のあとぐらいからかな、世界がふたつあるみたいな感じが、ずっとしているんだけれど、 意見の違い、というより、認識の違い、というより、むしろ断絶っぽくて、ときどき戦慄する。 疲れたので、…

坊ちゃん

「ぼくもうその本読んだ」って息子が言う。 うそー、と思う。ゲームをやりたいから、宿題もすんだし、本も読んだし、もうすることがないんだって、言うつもりなんだなと思う。 ところが。 読んだという本について、どんな話だった?って聞いてみると、読んで…

神様お許しください

マニラ新聞の記事 ☆ タクロバン市アニボンは、港に隣接した違法占拠地区です。海にせり出すように軽資材でできた小屋がびっしりと密集していました。 高潮の威力で、湾岸に停泊していた大きな船舶少なくとも7隻が住宅密集地に押し寄せ、家々を押しつぶしま…

無私の私がその場所となる

メモ『池田晶子 不滅の哲学』若松英輔 第一章 孤独な思索者 「コトバは言語でもあり得るが、ときに色であり、音であり、また芳香あるいは、かたちでもある。」とか「コトバは魂にふれる」というようなことは、なるほどもっともなのだが、 「コトバのもっとも…

「天体育ち」の感想

「天体育ち」の感想もらった。 「短い期間にこんなにたくさんの秀歌を・・・驚異です!電車の中とか喫茶店で開いて音楽をきくように楽しんでいます。」と書いてもらって、うれしいことでした。 そういえば3か月で3巻180首、ひとり90首、つまり、毎日…

クリスマスのデート♪

一か月も前から約束させられていました。 息子とクリスマスのデート♪ いやべつに、クリスマスでなくてもいいんだけど、映画ね、映画。それでたまたま水曜日、女性が1000円なので。 ディズニー映画。「プレーンズ」。 田舎の農薬散布機というさえない飛行…

Merry Christmas

冬休み初日、21日は地域の子ども会のクリスマス会。 息子、ひとりで行くのはいやだと朝になってぐずるが、私はついていくのがいや。 しょうがないので途中まで送っていく。 でもあとで行ってみたら、楽しそうに工作したりゲームしたりしていたよ。行けるじ…

月を指す指

メモ。『池田晶子 不滅の哲学』若松英輔 「月を指す指は月ではない」(池田晶子『新・考えるヒント』) 「「月」は、万人の内に存在している。そこから美も正義も叡智も勇気も、そのときどきに応じて私たちを守護するために現れるのである。哲学とは、人を「…

外は漂白

朝起きた息子が、玄関のすりガラスの気配を見て、 「ママ、外は漂白されているようだよ」 と言った。 漂白。漂白ねえ。 雪です。積もってる。 朝、登校当番なので一緒に家を出たら、まだ薄暗い。バス停まで並んで歩くのが、だいたいこの時期になると、高学年…

逝きし世の

「逝きし世の面影」のなかで、渡辺京二は、 「在りし日のこの国の文明が、人間の生存をできうる限りの気持ちのよいものにしようとする合意と、それにもとづく工夫によって成り立っていた」 ということについて、明治半ばに来日した、アーノルドの文章をひく。…

妄想居酒屋

夜。 ごはんのあとで、息子は本を読みはじめたはず、なのだが、 はさみで紙切る音がする。 また何をはじめたことやら、と思っていると、 「ちょっと来てみて」と言う。 行ってみると、 「どうでしょう。居酒屋をつくってみました」って言う。 机の上に、紙を…

クリスマス・ツリー

クリスマスも近くなると、こっちの団地でも、あっちの団地でも、 窓や庭を電飾で飾る家々が何軒もあらわれて、 なかなかきれいです。 うちもそれをやりたい、と息子が言う。 そんなしんどいことは、いやです。 だいたい、乾電池にだって、触ったら感電する気…

クリスマス・イブ

気づけば12月も半ば。 どうしようねえ。今年も終わってしまう。 この時期になると、わたしんちのBGMは、山下達郎の「クリスマス・イブ」である。パパが毎年かけているのだが。 今年は、それに、息子のピアノが加わった。ピアノ教室のクリスマス会で弾く…

妄想草競馬

師走。 こんな家にも、今年はお歳暮が届いたりして、驚いている。 お返しできませんが、お返ししなくてすむ相手で、ほっとしている。 企業からのは、それなりの戦略でしょう。 冷凍物で、冷凍庫がいっぱいになった。 調理しないと食べられないもので、つまり…

『短歌両吟 第2集 天体育ち』 蝦名泰洋 野樹かずみ

しばらくこれを、一番上にしておきます。新しいのはこの下に。 ☆ 本ができてきました。 『短歌両吟 第2集 天体育ち』 蝦名泰洋 野樹かずみ 今年5月に「短歌両吟 類人鳥」をまとめましたが、その後も両吟をつづけていました。春から夏にかけての3巻(1巻…

妄想花畑

今月になって、パパの体の具合が悪かった。 基本的に体調不良かかえた人なんだが、持病もあるので、もうずっと前から、そろそろ病院に行けと言っているのに、行かない。 同じ生活をしているんだから、数値は変わっていないはずだって言う。金もないし、って…

そういえば爪。 去年のいまごろ、小指にふかぶかと横溝がはいっているのに気づいたのだった。 そのころ、生まれてはじめて人間ドックに行って、胃潰瘍がみつかった。 胃炎と、十二指腸潰瘍の跡も。 見つかったその頃から、胃が痛みはじめた。 それでピロリ菌…

ずっと友だちだよ大会

いまごろ目に映るあれこれは、不信の海に浮く泥船のよう。 思うほどに、あちらも疑わしくこちらもいかがわしい。 次から次へと画面にはあたらしい踏み絵があらわれるんだけれど、 踏めば沈むか、踏まねば沈むか、踏んでも踏まなくても、沈むものは沈むのか、…

目の前の人へ

短歌の同人誌、「ES」26号に、谷村はるかさんが、「目の前の人へ──正田篠枝論」を書いていて、これがとてもよかった。 正田篠枝は、原爆を、被爆者の立場から歌った。1910年生まれ。35歳で被爆しているのか、といま気づいた。「さんげ」という歌集…

学校はジャングルのようでした。

最近の息子の愛読書は、 「あたし研究」自閉症スペクトラム~小道モコの場合 発行 クリエイツかもがわ http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%97%E7%A0%94%E7%A9%B6-%E5%B0%8F%E9%81%93%E3%83%A2%E3%82%B3/dp/4863420331 私はずっと前に読んで、…

カタコト

さて、担任の先生はRちゃんのクラスまで行って、話をつけてくれたらしい。 なんでも、うちの子がちらちら見るから、ストーカーって言ったってことらしいのでしたが、傷つけるようなことだと思わなかった、もう言いませんってことだった。 やっぱり逃げろ。 …