大晦日

一年が終わりますが、まずは怠惰に過ぎている冬休み。

3・11のあとぐらいからかな、世界がふたつあるみたいな感じが、ずっとしているんだけれど、
意見の違い、というより、認識の違い、というより、むしろ断絶っぽくて、ときどき戦慄する。

疲れたので、簡単に考える。

世の中が慕わしいのは、 「ごはん食べた?」って聞いてくれる人がいるからです。

私はそんなふうに声をかけてもらった。
日本でも、韓国でも、中国人にも、フィリピン人にも。 お腹すいてないかって。 それでお腹すいたって言うと、ごはん食べさせてくれた。

私はそれで十分で、それだけで十分で、

私に、ごはんを食べさせようとする人がいてくれた。だから私は生きてみようと思った。
世の中はそういう場所だと思う。

それ以上の難しいことはまあいいや、と怠惰にかまえて、
せめて自分を見失わないようにして、一年の終わり。

兄が、じゃこ天とかまぼこ送ってくれた。帰省してきた友人が、お神酒くれた。私が何もしなくても、お正月は来るらしい。

ありがたいことです。