2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

診断名について

ときどき読んでいる児童精神科医さんのブログ。 http://pedopsy.blog66.fc2.com/blog-entry-155.html 診断名を知ること、あるいは告げることについては、いろいろと考える。 私が子どものころは、発達障害とかアスペルガーなどという言葉は流通していないの…

とべないとびばこ

今日は午前中、幼稚園の生活発表会だった。 ちびさん、木琴は前列真ん中で、上手にできた。ドレミの歌とかえるの歌。 今年は、歌と合奏のほかは、マットと縄跳びと鉄棒と跳び箱から一種類選んでチャレンジする、というもの。難易度の低いものから高いものま…

「善の底知れない深さ」

昨日の午後、老人ホームに沼田先生を訪ねました。 お会いするのは7年ぶり2度目なのに、そんな隔たりを全然感じさせない。もう86歳で(ずっと一緒に暮らしていた妹さんは去年逝去)4年前からここにきて、いまはほとんど寝たきりのようでしたが、笑顔は7…

キャンディーと爆弾

朝、幼稚園バスを待っているときに、行きかう人に声をかけられると、ちびさん、いろいろと大変である。 私の後ろにかくれたり(それでもって笑っている)、たーっと走って逃げて、背中向けたまま、何かうなったり踊ったり(へらへら笑っている)。 とっても…

近況報告(パアララン・パンタオ)

パアララン・パンタオの友人のみなさまへ。 近況報告です。 ☆救援活動 エラップとパヤタスの台風被災者120世帯をこれまでに支援。各世帯に米五キロと各種食糧1袋を配布。(送金の一部を米と食料品の追加購入に充てた。)また友人が寄付してくれた古着と新品の…

ツタンカーメンの豆

空き地の開拓はつづいている。 開拓したら、畑をつくらずには気がすまず、畑にしたら、何か植えずにはいられない。が、もう種まきの季節でもないのだな。 こないだ種まいた、はつかだいこんやホウレンソウ、ベビーロケットの類は、発芽して育ってはいるが、…

『天秤』うれしい電話

今夜、「天秤」に登場いただいた、被爆の語り部の沼田鈴子さんからお電話があって、 「昨日届きました。昨日読んで、今日また読みました。うれしくてうれしくてお電話しました。ほんとうにいい本ですね。私のことも書いてもらって本当にうれしい」 と言って…

すべれないすべりだい

昨日は母の命日。いい天気でうれしい。 勤労感謝の日なので、幼稚園休み。 どっか行く、とちびさん言うので、午後、近くの運動公園に行く。ここにすべりだいがあるのだが、アスレチックのようになっていて、ふつうの階段でなく、鎖の網をのぼるか、うんてい…

絶望色の

ちびさん、夜ごはんのころになって、 「クリスマスリースをつくる」などという。幼稚園でつくっているのを、つくってみたくなったらしい。 「もう夜だから、明日にして」と言ったら、 「うん、わかった」と言った。 と言ったが、私がガスレンジの前から離れ…

『天秤』について

河津聖恵さんのコメントです。 かわづ きよえさんの投稿: 野樹さん『天秤』紹介記事をありがとうございます。去年前半は様々な機縁があり、ヴェイユを読み続けました。そして、野樹さんとのこのコラボで、自分がなぜヴェイユにこんなに惹かれるのか、を探り…

『天秤 わたしたちの空』

本が、できました。 『天秤 わたしたちの空』 詩・河津聖恵×短歌・野樹かずみ 定価(本体1500円+税) 発行所 洪水企画 今年2月から4月にかけて、詩人の河津さんと、今年生誕100年を迎えたシモーヌ・ヴェイユの哲学を傍らに、詩と短歌のコラボをし…

つかまえないで

晴れた日は畑。なんかなあ。勤労奉仕に似てきたぞ。 ひとつは、農場主の満足のため。 ひとつは、町内会の草刈り費用の節約のため。 おかげで、毎日、けっこうくたくた。 穴掘って残飯埋めて、その上にかぼちゃの種を埋めた。 うまくいけば、来年の春ごろ、芽…

青樹社の本

ホームページ作成のお手伝いをさせてもらいました。 ので、宣伝します。 青樹社の本 http://seijyusya.hp.infoseek.co.jp/ 韓国の詩人には恩がある、と思う。 学生のとき、釜山に行って、日本語学校に迷い込んだ。そこの学生たちが、私が、尹東柱の詩が好き…

広くなった

「畑、広くなったねえ」 と、うちの農場主は、一段高いところから、のどかに言う。 「こんどは、そこに、白菜植えようか」 などと、広くなった畑を眺めながら言う。 鍬を振るって、カヤの根を掘り返しているのはパパである。 そのあとに土を入れ、慣らして、…

NGOまつり

土曜の午後、フィリピン関連で、人に会う。フィリピンでのゴミ処理場の建設(肥料の生産)と植林の仕事の話など聞く。フィリピン国内で、フィリピン人の雇用を増やすかたちの経済活動について、ユニークな取り組みをしているようだ。倫理とエコと収益とボラ…

自閉症文化圏(つづき)

(つづき) ☆ボディイメージ(自分の体のイメージと、体の動きや物との位置関係などに関する能力。前庭感覚・固有受容覚・触覚が関わる) ボディイメージに難しさがあると、 よくぶつかる・転ぶ。 通れないところを通ろうとする。 ジャングルジムやアスレチ…

自閉症文化圏

金曜日。療育センターで自閉症基礎講座第二回。 「感覚の偏りのある子どもたち~感覚統合の視点から~」 作業療法士の先生のお話。 自閉症の子どもたちが、どのような感覚の偏りをもっているのか、それによって、どのような生きにくさ、困り感をもつことにな…

船の絵

幼稚園バスに乗るとき、教頭先生が、「りくちゃんの絵はすばらしいですね」と声をかけてくれる。 「え?」乱暴ななぐり書きしか見ていないものとしては、合点がいかずに問い返す。 「船の絵とか、すごいですよ」 まあ、電車や船の絵は毎日飽きもせずかいてい…

本が出ます。

シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念 『christmas mountain わたしたちの路地』につづくコラボレーション第二弾 『天秤 わたしたちの空』(詩・河津聖恵 短歌・野樹かずみ) 発行 洪水企画 本体1500円+税 2009年12月2日発行です! できちゃった…

巨石文化圏

ちびさん、毎日天気予報を見て「明日は雨だから畑はしない」とか「明日は晴れだから畑だね、何植えようか」などと言っている。 はつかだいこん、ベビーホウレンソウ、ベビーロケットが、小さな芽を出している。こんなふうにすぐに芽が出て、ぐんぐん伸びてく…

複雑な気持ち

昨日の午後、道で若い女の人とすれ違って、このあたりで見かけない人だなあ、と思いながら挨拶したんだが、夕方その人がやってきた。「さっき、お子さんと一緒でしたよね」というような話からはじまったが、英語教室の紹介だった。教室でどんなことをするの…

ぼくはここだよ

『自閉症の息子デーンがくれた贈り物』 という本のなかに、子どものデーンが、ドライブに行った先で、迷子になり、親たちが半狂乱で探しまわった、という話があった。 「しばらくしてから、当時の出来事についてデーンと話してみると、彼には私たちの半狂乱…

貧困と孤立のゆくえ

ETV特集、働く人の貧困と孤立のゆくえ、をみた。 胸が痛くてならなかったが。 私もそのなかにいたのだ。20年ほども。 バイトさん、しか、したことがない。 もちろんそれは現在のような派遣制度の問題ではなく、きわめて個人的な問題、なのだろうと思う。ど…

開墾熱

開墾熱は冷めない。 カヤの根っこが半端でなくて、小さな熊手では手に負えなくなってきたので、今朝、ホームセンターで、鍬とスコップと土を買う。ちびさん、種も買う。 今日はパパが開墾の手伝いをする。 途中でいなくなる。疲れたんだろう。 掘っていると…

お喋り

昨日、就学時検診で、列になって並んでいたら、私たちの前にいた別の幼稚園の女の子たちがにぎやかに喋っていた。 「○○くんは、△△ちゃんがすきなのよ」 「でも△△ちゃんは、□□くんのほうがすきかもよ」 「えー、わたしは、□□くんがだーいっきらい」 ぞーっ、…

就学時検診

午前中は、幼稚園。 11月生まれの子のお誕生会。 ちびさんも檀上にあがって、みんなにお祝いの歌をうたってもらって、お祝いのカードをもらった。名前も言えたし「6さいになりました」も言えた。ごそごそごそごそ、じつによく動いていたが、椅子にはすわ…

情と言葉

昨日の日記を書いたあとで、考えた。 もしかしたら義母さん、何か私に言いたいことでもあったろうか。 思い当たらないので、たぶん直接どうこう、言われたわけではないのだと思う。もしかしたら、遠まわしに何か言っていたのかもしれないが、婉曲、思わせぶ…

如実知見

如実知見。 如実に知見す。 出典は法華経だから、如実知見するのは仏である。仏はものごとを正しく見て知る。 凡愚は、如実知見しない。自分の見たいようにしか見ないし、境涯に応じてしか理解しない。 にも関わらず、自分のものの見方は正しいと、それぞれ…

誕生日

ちびさん誕生日だった。11月1日。 めでたく6歳。 ママにはお金がない、ということを、ちびさん、よく知っているはずである。パパにはもっとない、ということもわかっているはずである。 しかし、ぼくには玩具もお菓子もたくさんやってくるのだと、信じて…