2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
たまったダンボールを潰そうと思い、重ねてあったのをばらしたら、ちびさん、それを並べて電車ごっこをはじめる。 「つぎは、どうぶつえんまえでーす。ちょっとまってください。おしっこしまーす」 などというので、おしっこだと思い、トイレの電気をつけて…
昨日は、環境問題の勉強会に誘われた。十数人の集まりで、ゴミの山と、学校の話をさせてもらう。 あらゆる品物と同様に、ゴミが国境を越えて流通していること。こちらも勉強不足で、それが巨大なビジネスにもなっていることの、全体像を描くなんてことはでき…
「台風でゴミの山が崩れたって、ニュースで言っていたよ、一週間ほど前だけど」と近所の人が教えてくれて、一瞬ぞっとした。 フィリピンの台風でフェリーが沈んだ事故の死者は800人というし、それ以外の地滑りその他の死者も数百人に及ぶというし。 でもフィ…
幼稚園から帰ると、さっそく町づくりにとりかかるちびさん。うまくできると、私を呼んで写真を撮れという。30分後には、レゴのビルやら、駐車場やら、またひとしきり並んで、再び写真を撮れ、というが、もう電池がない。ちびさん、台所から椅子をもってきて…
夏はよる。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。(枕草子) 蛍、見にゆく。近くの川にもいるが、数がすくないので、どうせ車を出すなら、隣町の、蛍たくさんいるとこ…
未央柳(ビョウヤナギ)。美女柳、とも言うらしい。 オトギリソウ科。 庭に花ざかり。 ドナルド・キーンは、第二次大戦中の学生の頃、たまたま読んだ源氏物語に衝撃を受けて、日本文学の研究者になったという。源氏物語の何に驚いたかというと、西欧の英雄譚…
ちかてつのしくみ トンネルをいく 2こつないでいく あめがふったときにする しんかんせんのしくみ はやい トロッコのしくみ いちごうしゃ にごうしゃ さんごうしゃ よんごうしゃ ざ・りっちごう ごごうしゃ うんてんせき さがの でんしゃのしくみ ゆっくり …
町づくり協議会。 の会合とかで、昨夜パパは、深夜に酔っ払って帰ってきた。 県議や市議、このあたりの3つの町内会の役員が集まったらしく、町内会としては、団地にバスを通してほしい要望などを出したらしい。パパは副会長とかになっていて、あれこれ雑用し…
「潮」七月号、現在発売中に、レティ先生とパアララン・パンタオの記事が載っています。工藤律子さんが記事書いてくださっています。ぜひぜひ読んでください。図書館でも立ち読みでも、借りたり買ったりして、読んでください。 「子どもたちに教育を! フィリ…
二十代はじめ頃の中上健次の詩。 「故郷を葬る歌」 ひらけ熊野 俺の男根とはらからの精液をくめ 浅利 亀井 山下を刺せ ほそぼそと肛門をひらき流れる売春婦(みうり)川よ (略) 市長を殺せ 教育長を殺せ 裏切り者渡辺靖男をしばり首にしろ 母千里を殺せ 父…
昔、3か月の失業保険で8か月暮らしたときに、 朝のバスに乗るくらいなら餓死したほうがいいやと思うほど疲れていて、次の仕事なんか探す気にもならない、おかげで、時間だけはあるので、煙草とパンの耳とコーヒーでしのぎながら、ヴェイユ全集を読みふけっ…
そうだ、思い出した。フィリピーナたちに慕われていた街娼の「おかあさん」は、毎日あれこれの総菜を買って、猫たちに餌をやるのが、客待ちの間の楽しみらしいのだが、ある夜、私たちにこう言った。「今日はみんな猫たちにやってしまって、もう何にも残って…
「トンネルをぬけるとしものせきがみえるはず」 と書いている。先月下関に行ったからね。街の絵。 畳の上に敷いたゴザの上にも線路。 油性マジックでキュッキュッキュッ。 ついでに、自分の腹にも何か書いていて、なんて書いたの、と風呂できいたら、「ハラ…
今日はお手紙3通もってった。あや先生とあきとくんとキアラちゃん。似顔絵かいたのを貼って。 新しい靴下の入ったプールバッグももってった。 いやがらずにプールバッグもってったので、着替えの手伝いには行かないことにしたが、うーん、大丈夫だろうか。 …
ちびさんの耳は難しい。 たとえば音楽教室、もう一年間通っているんだけれど、ただの一度もみんなと一緒に歌えたことがない。 歌詞なんか覚えているし、キラキラ星やメリーさんの音階だって覚えてるけど、先生のピアノにあわせて歌う、なんてことはできない…
やっぱり。父の日のおとうさんの絵はこれ。おとうさんケロロ。 木曜日、クラス懇談会で幼稚園に行く。親子でじゃんけんゲームなどしたんだが、大勢でにぎやかで、先生の声はマイクで、ちびさん、指示を聴きとることができない。耳が、必要な声とそうでない音…
もう十年ほども前だが。 東京からこちらに戻ってくると、ときどき在日韓国人被爆者の張さんのお宅に泊めてもらっていた。ある時張さんから原稿の束を見せられた。 中国から帰国した老婦人から渡されたものという。忙しくてなかなか読めないから、ちょっと読…
ご本いただいた。 満州の土に還りし妹よこおろぎ真似て跳ぶのはおやめ 山田忠義 歌集「天鼓」 涙でた。満州からの引き揚げのことは聞いていたんだけれど。 こういう人に会うと、私はとってもほっとするんだけど、作者は、にんげんが年をとるのはいいことだな…
この2日間の熱は、先週の風邪とは、別のウイルスですよ。 医者さんはそう言った。のどの奥に口内疹ができるのが特徴らしい。 ああそれで、と何か納得したのは、土曜日にスーパーで買い物中に、迷子になったちびが、あろうことか、パンツに▲をして泣いていて…
きれいな地名なのに。 ちょうど読み終えた「ワーキング・プア」(角倉貴史著・宝島新書)という本。今さらと思いつつ、親しみをもって読みました。18歳からひとり暮らしの私もそうであったので、学生のころは年収50万とか60万とか(時給500円の皿洗いを月に1…
ちびさんが、かいた絵を見せにきた。「カーテンをあけるひよりちゃん」の絵だって。ひよりちゃんというのは、クラスにいる女の子。 たまげた。車と電車とケロロさんたちの絵ばっかかいてた子が。母の日のおかあさんの絵だって、ケロロにしてしまう子が。 ク…
「自閉症の子を持って」(武部隆著 新潮新書)読了。 リサイクルの本屋さんでたまたま見つけた本だが、読んで、うちの子どももお世話になっている(これからもお世話になるだろう)「発達障害者支援法」の内容と成立のいきさつを知ることができた。 「二〇〇…
昨日は、ちびさん、しょうえい君にお手紙書いてもっていった。 「ぱじょろでいっしょにあそぼう。くるま。しゅりけん。」 と書いていた。 ユウキ君とは、同じところからバスに乗る。ユウキ君ちは、うちより近いが、おかあさんは車で迎えに来ることが多い。そ…
15歳のころに、リルケを読んだことは、何かしら決定的なことだった。 存在しよう! と心に決めた以上、 この世に欠乏があるなどという迷いに陥るな。 というフレーズは、私の蜘蛛の糸になった。オルフォイスへのソネット。誰の訳だったか、わからないのだが。…
てがみかくの、とちびさんが言う。おなじクラスの年長さん(年中さんと年長さんが一緒の縦割りクラスです)の女の子に。 しわくちゃの、とても使えない葉書に (しかも新幹線の絵だ) ○○○はるか と、女の子の名前を書いている。これを渡すんですか? それはあ…
ここんとこ毎晩、寝る前に読まされるのがこの本。「子ども版声に出して読みたい日本語」の古文。春はあけぼの、からはじまって、平家物語、曽根崎心中、方丈記、徒然草、おくの細道、源氏物語。 「祇園精舎の鐘の声」とか、私が中学生のとき暗記したのを、ち…
ちびさん、こんなもの、書いていた。 「りくくんはどこ? とおいほうだよ。ありがとう。」 つまりこういうことです。 場所は幼稚園。 先生「りくくんはどこ?」 お友だち「とおいほうだよ。」 先生「ありがとう。」 つまりちびさん、みんなが教室にいるときに…