でんしゃのしくみや愛のうた

ちかてつのしくみ
トンネルをいく
2こつないでいく あめがふったときにする

しんかんせんのしくみ
はやい

ロッコのしくみ
いちごうしゃ にごうしゃ さんごうしゃ よんごうしゃ
ざ・りっちごう ごごうしゃ うんてんせき さがの

でんしゃのしくみ
ゆっくり
せんろのはばをとおる これもせんろのはばだね
ふくやま

はやい
てっきょうをいくよ

ゴロゴロゴロゴロ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

むうだだとおもうがさがしてみろ!

6/21ど


まあ、こんなことかいてました。たくさんの電車の絵のなかに。
毎週金曜日は、幼稚園の図書館から本を借りてきます。ちびさん、これまで、車と電車の本以外、借りてきたことがないんだが、すばらしいことに、幼稚園には古い本もたくさんあります。1980年代はじめ頃の電車の本。東京のちんちん電車、なんてのもありました。日本で一番のっぽのビル「サンシャイン60」がみえてきました。なんて書いてあります。ちびさん、覚えるんだ、それを!

「ママー、にほんでいちばんのっぽのビルはサンシャイン60なのよ」と得意げにいいます。それは違う、それは絶対違う、はずですが、いま日本で一番のっぽのビルがなんなのか、私は知らん。


今日は、ぶかぶかの服で幼稚園に行った。朝、私が大きなサイズの服を出してしまったのだ。間違ったから着替えてくれというのに、何が気に入ったのか、これで行くと言い張った。「ルーズさかげんがアメリカだ」とパパが言ったものだから、よけいに脱がない。ちびさんアメリカに行きたいのだ。ズボンはずれ落ちずにはいていられたが、たぶんほんとは半ズボンだと思う。で、これで幼稚園行って帰ってきたわ。
立派なヌケサクぶりだ。共通語かな。ヌケサク。うちの田舎ではこういうのを、ヌケサクっていうんだ。

こんな格好の子がいた。ひとりの男の子を思い出した。10年ぐらい前、ゴミの山の学校に通っていた男の子が、こんなふうな格好だった。学校にくるとき、みんな精一杯のいい格好をしてくるなかで、彼ひとりはいつもこんなふうなヌケサクぶりだった。授業中ちっともじっとしていない、自分勝手に歩き回るので、日本語でワンパクとあだ名をつけた。本当の名前はなんていうんだったろう。1年たって再会すると「覚えてるか。おれ、ワンパクだ」というのがおかしかった。ワンパクのお父さんは人を殺して刑務所にいた。お母さんは家を出ていった。ワンパクはお婆さんと暮らしていたが、基本的な生活習慣も、身についていないふうだった。何年か学校に通ったろうか。そのうち姿を見なくなった。もしかしたら彼も、発達障害とか学習障害とか、あったかもしれない。


ミニハムずの愛のうた。10円だか50円だかで投げ売りのCDをパパが買ってきたなかにこれがあって、ちびさん、はまって、毎日聞いてる。