2008-06-12 満州の ご本いただいた。 満州の土に還りし妹よこおろぎ真似て跳ぶのはおやめ 山田忠義 歌集「天鼓」 涙でた。満州からの引き揚げのことは聞いていたんだけれど。 こういう人に会うと、私はとってもほっとするんだけど、作者は、にんげんが年をとるのはいいことだなあ、と思わせてくれるようなおじいさん。 たぶん、一生分の現実への復讐のおもいのこもった本。 行き行くは独りがよろし風を聴き花を嗅ぎ工事の穴あれば覗く あたたかい本。