it's a small world

震災のニュースで出てくる地図を見る度、ああ、この国はほんとに小さいんだなと思う。こんな小さな国に、こんなにたくさん原発つくるなんて、ふつうに考えてこわいことだよ、と思う。

日本は小さいけど、大宇宙から見たら、地球だって小さい。どれくらい小さいか、という話をパパと子どもはしていた。見えないくらい小さいさ。

4月6日から7日にかけ、福島第一原発から垂れ流されている放射線放射性物質が、日本列島、南西諸島、北海道に撒き散らされる可能性があります。
というドイツ気象庁のシミレーション。
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html (武田邦彦氏の「原発 緊急情報」の今日(4月4日)の記事「汚染・6日に日本全土に広がる恐れ」) 

「ママ、放射性物質がとんでくるから、学校お休みしますって、先生に言って」って子どもが言う。
ここいらでそんなこと言っていたら、日本中のほとんどの子どもは学校に行けないことになるよ。休みません。



パアラランのニュースレターをつくる。
プリンターの調子が悪い。紙面がこすれて汚れる。店に相談に行ったら、部品を交換するにしても、被災地にある会社をいま大阪に移しているところで、たちまち部品が用意できない。届くのは6月になるという。それまで待っていられない。紙面の汚れは気にしなければ気にならないほどだし、気にしないことにする。
思いがけず、震災の影響を受けたんでした。

去年は円高のおかげでなんとかしのげたが、今年はどうだろう。
はやめに送金の準備しよう。

歌集『もうひとりのわたしが(以下略)』買ってくださったみなさま、ありがとうございました。いただいた代金のうち、ひとまず3万円を、パアラランへの直接の寄付として会計に入れました。残りは、様子をみて、寄付、活動経費、渡航費などにあてたいと思います。



子どもはメロンの空き箱で、ジオラマをつくっていた。東京湾と、空港。先端の歪んだ東京タワーとスカイツリーのシルエットまでつくっていた。 Img_1022_3 Img_1020

力作だったのに、すぐにこわしていた。津波がきたらしい。
「ぜんぶ、ゴミになったんだ」って言う。
あのさ、こわれやすいから、こわすんじゃなくってさ、こわれやすいから、大事にするんだよ。
生きるって、そういうことだよ。