朝、学校から電話。
子どもがロッカーの角で耳を切ったので、病院に連れていくという。
診察は9時から。まだ時間があるので、とりあえず学校に行くと、保健室にいた。
耳たぶから血が出ている。小さなかぎ裂きになって、一部、裏まで穴あいてるんじゃないか。
でも、痛いのはもう大丈夫、だそうで、どうしてぶつけたのかときいたら、
同じ通学班のSくんが、ぐんぐん迫ってきたそうで(彼はいのししのように突進してくるのだ)、逃げみちが見つけられなくて、動揺して後ずさりか何かした拍子に転んでぶつけたらしい。子ども、体のバランスもうまくとれない。
ああ、目に浮かぶ
別に逃げなくてもいいんだろうが、逃げたいよな。

担任がランドセルもってやってくる。新任の若い女の先生。はじめまして。最初の日から気の毒に。
Sくんに悪気はないし(遊びたいだけだし、突進するなって言ってもわかんないだろうし)、友だちがじゃれてきたぐらいのことで、ふつうの子にはなんでもないかもしれない。でもこの子にはそれがこわい。なんでもないことで、少しトラブルがあったりはするかもしれません。
ついでに耳の過敏があるので、音楽のときに耳栓を使わせてほしいことも言っておく。もし教室で落ち着きがなくなったら、よぶんなものが目に入らないように、一番前の席にしてもらったら大丈夫。

近くの外科に連れていく。皮膚の一部が無くなっているらしい。縫うとかたちがかわるから、自然治癒させましょう。シールで耳たぶを覆う。あとは普段通りに過ごしてください。

ここは乳幼児の医療費の免除は小学校入学までだが、発達障害児に限っては、2年生まで免除。合理的だと思う。
今日のは、アスペルガーでなければしなくてすんだ怪我かもしれない。