パライソ

療育で一緒だった双子の女の子のお母さんから電話。りくちゃん、小学校どんな? 双子ちゃんはどう? みたいな会話。
双子ちゃん、引っ越しして友だちもいないので、同じクラスにしてもらったらしい。ふたりとも給食が食べられない。牛乳しか飲んでない。どうすればいいんだろう。クラスの女の子にいじわるもされて、毎日泣いて帰る。何度学校に電話かけたことか。
いろいろあるよね。叩かれたり宿題くしゃくしゃにされたり。毎日帰ってきたら、今日は叩かれなかったかって、きくもん。
そうそう、今日は泣かなかった? って、きく。
それで、療育の診察、予約いれなきゃ、ずいぶん待たされるよ、みたいな話になって、思い出した。そうよ、夏休みに次の診察しましょう、ってことだったんだわ。間に合うかな。夏の準備しなきゃ。

夏だって。もう。
ということは、パヤタスにいつ行くのか考えなきゃ。

思いついて、youtubeでパアララン・パンタオで検索してみたら、いろいろ出てきた。うれしいうれしい。いつのまに。
うちの学校だ。レティ先生だ。やっほ。
ハピスタさんたちが長靴届けてくれたときの映像ですね。ありがとう。
http://www.youtube.com/watch?v=ay9NqDHFmMY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=KRPNP0lY044&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=u-GqqHKKtRU&feature=related

あれ、ゴミ山の写真、私が撮ったやつじゃないかな。なつかしすぎる。
そういえば、パアラランのブログ、07年で中断したままだ。
つづき書かなきゃ。忘れないうち、ノートを紛失しないうちに。

ついでに。昔スモーキーマウンテンという少年少女のグループが歌っていた「パライソ」という曲。トンドのゴミ山かな。わかんないけど、ゴミ山の光景は、どこも似ている。
http://www.youtube.com/watch?v=O7P89qom2N4&feature=related

 あのパライソへ帰ろう
 河は枯れ果て
 上空を横切る鳥もなく
 彼らの住処はどこにも残されていない
 空気は煙で覆われ
 緑の大地は遙かなる幻

 たった一羽の鳥の姿が
 心を喜びで満たしてくれる
 私は言葉を選び
 曲を書こうとした
 世界中の人に
 届くように

 故郷のパライソ
 私の家はダンボールの床と壁で出来ている
 そこで私は学んだ
 生きるために主張する自由を
 ぼろ切れで出来た服
 寒さを凌ぐビニール袋

 たとえ持ち物は空っぽの空き缶だけだとしても
 私はそれでも幸せだ
 他人の小銭を盗み
 脅えて人生を暮らしたくない

 パライソ どうか力を貸して
 パライソ 私を導いて
 パライソ 世界に訴えよう

 たった一羽の鳥の姿が
 心を喜びで満たしてくれる
 疲れ切って 飢えた大地
 ほんの少しの真実と希望と敬意を
 世界は向けて欲しい

行くべ。パライソ。その前に送金っと。
パアララン・パンタオ、今月から新学期です。