よい子の夏休み

学校に行ったら、Aくんが先生に言われて、昨日叩いたことを謝ってくれたらしい。子どもはすがすがしく帰ってきた。
Aくんは、とくにうちのちびが気に入らない、ということではなくて、活発に人と関わるのでトラブルも多い、というタイプらしい。人と関わるのは大事だけれどもさ、人を相手にストレス発散する癖がつくと、それはそれでしんどいんじゃないかなと思う。

叩かれて泣いていたら、隣の席の子が「わたしがまもってあげる」って言ってくれるんだって。きみはなんかしら、しあわせだよな。

で、夏休みがはじまる。
よい子の夏休みは早朝6時半のラジオ体操からはじまって、朝顔の観察、算数プリント……。過酷だ。そのひとつひとつにつきあわんならん。
「ああ、ぼく、ラジオたいそう、むりです。だから最初の日は見学だけにします。」と言っている。ああ、私もむりです。

お盆の帰省、某穴場ビジネスホテルがお盆もかわらずツイン一泊7千円で予約できた。ラッキーだ。葬儀場と焼き場の間の草の中にある、あやしげな、でもまっとうな、まっとうなんだけどあやしげな、良心的でいいかげんなホテルなんだが。うん、たすかる。
この時期、ネットに載るようなホテルはもうとっくに満室で、一泊2万円以下では探せないもんね。

フィリピン行きのチケット、安いのがあったので問い合わせたら、もうキャンセル待ちも無理です、と言われてしまった。ああ、のろいと間に合わないのである。それでもって、何ごともぎりぎりまで体が動かない私なのだった。でも夏休みの間に行かないとどうしようもないので、別ので行くことにする。すこし余分にかかる。

とにかくそんなわけで、はじまります。よい子の夏休み。
とりあえず、宿題、はやくすまそうや。おかあさん、最後の週はおらんけんね。