ユリシーズ

遠方ならいざ知らず。
広島である。
平日の夜に、幼稚園児を放ったらかして、行ってきた。
 
「現代のユリシーズが往く地霊の旅」
 
白石かずこ(詩朗読・お話)
高橋悠治(ピアノ)
沖至(トランペット)
井野信義(ベース)
お話ゲスト 井野口慧子
 
パパが、ベース奏者の名前を知っていて、そんならしょうがない、留守番するのはいやだから、その間ぼくたちも遊びに行こう、と夜の街の玩具屋へ、ちびさんと遊びに行ってくれた。
わーい。
 
楽しかった楽しかった。ジャズはいいなあ。自由になる。詩人はたぶん、生きている幽霊だ。私は聞き取りは苦手で、途中からは言葉も音のように聞こえているが、魂の太さは伝わってくる。それがすごくて、圧倒される。こんなふうな魂の太さがあるのだと、それだけでも、生きることはうれしくなる。
 
心がひろびろした。