奨学生からの手紙

パアラランの奨学生たちから、卒業証書、成績表、手紙が届きました。
ジョシエルは高校を卒業しました。平均が80点以上というすっごい成績です。
いまから十年以上も前、まだ彼女がパアラランに通っていたころ、英単語の書き取りの試験で、私はいつも50点とれなかったのに、彼女はいつも100点満点でした。ほらほらこの子は100点だよ、と自慢そうに答案を見せてくれたクリスティーナ先生は数年前に白血病で亡くなってしまいましたが…。
なつかしいなあ。
あのがんばりやの女の子が、高校を卒業しました。ああ、うれしい。

☆ジョシエルの手紙

2011年4月1日に4年制の高校を卒業しました。スポンサーのみなさんに感謝を述べたいと思います。
私の勉強をサポートしてくださり、本当にどうもありがとうございます。
私は勉強を続けたいと願っており、もしみなさんがサポートを続けて下さるのであれば
学校の先生になりたいと思っています。
みなさんの優しさを願っています。
尊敬をこめて
Jociel N. Caneta

高校まで学資を出してくれたスポンサーさんに手紙送った。嬉しい手紙が書けてうれしい。

もうひとり、ロレインは今年高校4年生になります。この子も平均が85点以上という、目の眩みそうないい成績だ。
はじめて会ったとき、ロレインは2歳で、ゴム草履をいつも、左右逆にはいていた。右左ならべてやっても、自分で反対にして履いている子どもでしたが、いつのまにこんなに賢くなったんだろう。

☆ロレインの手紙

私の勉強をサポートしてくださりありがとうございます。
あなた方のサポートがなければ学校に行くのは
簡単なことではありませんでした。
みなさんのサポートが私を励ましてくれました。
そしてより実りの多い学校生活を送るための希望となり、自分の知識を他の人と分かち合うことができました。
私は、私や他の人たちを助けている日本の人々にとても感謝しています。
パアラランパンタオを代表して、あなた方の国で起きた惨事に私たちが関心を寄せ、みなさんを応援しているということをお伝えしたいと思います。
いつかみなさんに会えますように。
神様の祝福とご加護を。
お気をつけて!
Lorraineより


支えてくださるみなさま、心からありがとうございます。
ジョシエルにもロレインにも大学に進学してもらいたいと思っています。
どうかよろしくお願いいたします。

パアラランへの寄付は
郵便振替番号 00110-9-579521
名称 パヤタス・オープンメンバー
まで、よろしくお願いいたします。

スポンサーのみなさま、お返事等、いろいろ遅れております。ごめんなさいっ。パアラランの終了式は4月はじめにありました。地域の人たちにも開かれた催しで、子どもを学校に通わせようという、啓発の場にもなっています。今は6月からの新学期に向けて、新入生の受け入れなどの準備をしています。
ゴミの山の麓のフリースクール、パアララン・パンタオのホームページhttp://www.fureai-ch.ne.jp/payatas/