応援メッセージ

3日ほど留守してる間に、畑の草は、ぐん、と伸びていた。
カボチャや枝豆やみょうがの芽も出ていたし、じゃがいもの葉もふさふさしてきたし、いちごは青い実がたくさんついてるし、グリンピースもさやができているし、葱坊主もたくさん。たのしみたのしみ。
こないだ刈った(義父さんが刈ってくれた)カヤが3日で30センチ伸びたな、これがいちばん元気でこれがいちばん困る。
蕗も大きくなっていたので、さっそく摘んで、煮て食べた。葉っぱも炒めて食べた。家の裏のつわぶきも摘んで、それも煮た。
寒い春だったので、つくしも摘まなかったし、川のクレソンも摘まなかった。なんとなく自粛ムードだったみたいだ。わらびは今ごろあのあたりに出てるだろうな、と思うんだけど、山のぼる気力が残ってないや。畑の蕗でがまんする。
あさがおの種とひまわりの種とふうせんかずらの種がたくさんあって、どこに植えるか悩む。お隣に半分あげて、残ったのは結局、そこらにてきとうに播いた。植える、ためには草刈り草引きしないといけないが、播くだけなら、播くだけでいいんだ。去年こぼれた種からも、勝手に芽が出たりしてるから、こんないいかげんさでも、もしかしたら咲くよ。



母の日。
なので私はごはんをつくりたくない。
寿司食べに行こうって言ったら、カーネーションにしようよ、ってパパが言った。うんまあ、カーネーションのほうが安い。でも私はごはんを作りたくないから寿司がいい。ふたつの意見をあわせて、寿司とカーネーションにしよう、って子どもが言った。とんでもない。そんなぜいたくはしません。寿司だけ寿司だけ。
安くてすむように、昼ごはんを3時くらいにしたのに、子ども、腹がまんまるになるくらい食べる。卵焼きとイクラばっかり、よくそんなに食えるな。親ふたり、安い皿をつみあげていく。軍艦もののおいしい店が好きです。



子ども向けのページというのはたしかに子ども向けにできているんだなあ。被災地への子どもたちの応援メッセージの葉書を載せている紙面に、子どもが反応して、ぼくも書く、という。なんだか真剣に書いていた。
こんなの。



「応援メッセージ

被災者の皆さん。お元気でしょうか?
ぼくたちは原爆ドームをもった広島にすんでいます。
全てふっ旧して、次の南海地しんで、ぼくたちをたすけて下さい。
1日も早いふっ興を祈っています。
がんばろう!日本!

(関東東北の地図の絵。→は福島原発

ここの東電福島だい1げん発、各げん発はんたいも祈っています。」



「次の南海地しんで、ぼくたちをたすけて下さい」
っていうのがすごいな。
それで、こないだニュースの世論調査見てたときは、原発がないと電気がなくなるから困るよって、言っていたのが、いつのまに転向したんだろう。
世論調査の電話がきみにかかってくるまでには、まだまだ時間があるからゆっくり考えなよって、言っといたんだけど。