光のほうへ

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火曜の朝、おもてにでたらこんなふう。

5年ぶりの人間ドックに行く。婦人科は毎年行くから、それ以外。胃カメラが、病院に行く前からこわい。
それで病院行って、あっちの科こっちの科と行きながら、医師も技師も看護師も若い人たちがたくさんいて、若い人たちにやさしい声かけしてもらうのは、なんかとてもしあわせだった。
胃カメラは泣いた。私ほんとに久しぶりに涙出た。3度目だけど絶対慣れないなあ。
胃潰瘍の跡と慢性胃炎ですね」ということだった。胃潰瘍は前に人間ドックで発見されて治してもらったのだ。無事終わってよかった。

 

父に、庭のアロエ、冬になって枯れる前に、摘んで送ってと頼んでいたら、庭のアロエがなんかの役に立つというのがうれしかったみたいで、大きなダンボールにぎっしり詰め込んだのが届いた。刻んで果実酒用の焼酎につけるのだが、刻んでも刻んでも終わらない。9月につくったアロエエキスは、水でうすめて、洗顔に使う。アロエの葉は、お風呂に入れとくと、いい匂いがするのだった。
瓶がない。探したら、もう何年も前のグミ酒が見つかった。庭のグミが大量にとれたときにつくったんだけど、1年目はあんまりおいしくなくて、そのまま放っておいたのだった。めちゃおいしくなっていた。この冬はグミ酒のお湯割りで過ごそう。
グミ酒を他の容器に移して、空いた瓶にアロエを入れる、と。



広島高裁で、伊方原発運転差し止め仮処分命令、のニュース。
伊方原発は、もう4年前かな、夏休みに行った。原発がきて、きれいな道ができて、その道を通って、岬まで行った。青い石が砕けて青い砂になって、ほんとに青い海だった。岬の突端まで、歩いた。あのときは父も一緒に山道をずっと歩いたのだ。f:id:kazumi_nogi:20171215042402j:plain f:id:kazumi_nogi:20171215042534j:plain

それから、ノーベル平和賞受賞式の、サーロー節子さんのスピーチ。

「私は13歳の時、くすぶる瓦礫の中に閉じ込められても、(瓦礫を)押しつづけました。光に向かって進みつづけました。そして生き残りました。いま私たちにとって、核禁止条約が光です。この会場にいる皆さんに、世界中で聞いている皆さんに、広島の倒壊した建物の中で耳にした呼びかけの言葉を繰り返します。「諦めるな!押しつづけろ!光が見えるか?それに向かって這っていくんだ」

ああ、そうだ。光のほうへ。

 

日本文
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=79180

英文
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2017/ican-lecture_en.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twitter_tweet