星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

それほどのもん

もうすこしあとだと思っていたのに、病院は患者を甘やかしてくれないらしく、パパは昨日退院だった。支払いの用意をして、朝、迎えに行く。2日前に、退院がきまったと電話があったとき、「えっ、もう?」と思わず言ってしまって、どういう意味かと聞かれてしまった。いやいや、こんなに早く退院なんて、よかったよ。おめでとう。

実は、いない間にやってみたいことがあった。冷蔵庫を空っぽにすることである。


パパがいない間18日間、食費は半分以下ですんだ。というよりほとんど何も買い物しなかった。すると、毎日少しずつ、冷蔵庫のなかとか食材のかごのなかとか、すきまができるのである。空っぽになったら掃除ができる、と私は思った。空っぽをめざそう。

というのも、パパはへんなこだわりがあって、使う食材は必ずスペアを用意する。いや、まだあるからいらない、と言っても、なくなったら困るじゃないか、と言う。そんなことはなくなってから考えたいが、スーパーで言い争うのもめんどくさくなり、この不便な土地で、パパが車を出してくれるから楽に買い物できているということもあり、気のすむようにしてもらっていたら、つまり、モノがあふれて場所をとるのだ。私は微妙にそれがストレスなんだが、食べ物がない、よりは、ある、ほうがよいので、なんともいえない。
節約するなら、なんといってもここからなのだが、私に台所を仕切らせると、飢えさせられるとでも思うらしく、せっせと食糧供給してくれるのだった。
病院から帰って、さっそく買い物。
すきまと、私の片づけの意欲が消えていった。


パパは家に帰りたかったらしい。帰りたくて帰りたくて帰りたかったらしい。息子はそれほどのもんか。ママはそれほどのもんなのか。と自分でいぶかしんだらしいが。

それほどのもんですよ。

左目の手術を2回。併せて7時間を超える手術だった。執刀医が手術しながら、大学の講義さながらに、若い女の先生たちに説明して、若い先生たちはのぞきこんでメモをとったりしていたらしい。2度目は全身麻酔だったから何があったかわかんないが、診察の度に眼科の全部の先生がそろっていたから、けっこうな事例だったのだろう。
術後は良好らしい。視力も徐々に戻ってくるだろう、という。


パパがいないから、ふきのとうも摘みにいかなかったんだんだけど、お隣さんがおすそ分けしてくれたので、てんぷらにした。今年も春がきたよ。

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春が来た。庭の椿もクリスマスローズも咲いている。沈丁花も匂う。
畑に行くと、鹿のふんがたくさんあった。チューリップの芽が食いちぎられているのは、鹿のせいだろうか。もう、さくらんぼの花も咲いてる。

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