っぱなしの…

服脱ぎっぱなし、電気つけっぱなし、戸をあけっぱなし、食器出しっぱなし、カバン投げっぱなし、本投げっぱなし、教科書ノート出しっぱなし、それで、提出物がどこにあるかわからないとか、ばたばたしている。
いいかげんにしてほしい。と息子に言ったら、ママそっくり、と向こうの部屋でパパが言う。ま、わかってますけどね。
つけっぱなしの電気を消し、あけっぱなしの戸を閉め、でもきみの……ぱなしの後始末をするぐらいはなんでもないなと思う。それくらいしてあげる。だってきみには、このあと、たぶん、母の死体の後始末をしてもらわなければいけないから。だって、死んだら死にっぱなし……
と言ったら、息子、階段の途中で、フリーズしていた。
いや、それはほんとに、ごめんね、大変なことをきみにさせることになると、思うんですよ。

また別のとき。使った食器をせめて流しに置くように言って、私はいいんだけれども別に、きみがどんなに……ぱなしでも。でも、ほかの女には、捨てられるかもしれないと思うよ。
と言いながら、私はものすごく不安になった。

生活する、ということを、どこかで立ち止まって、丁寧に学ばなければいけないはずなのだ。はずなのだが、母が母であるし、生まれたのがしっかりした娘でなくて、どこまでも怠けたい息子であるから、その息子と意気投合して怠けるのが大好きな母であるから、まあ、なんともなりそうにない。
息子、平日は宿題に追われ、休日も宿題に追われ、あとはひたすら眠っている。

メモ。
高1息子とセンター試験解きあいっこ。

数1A (履修)息子48点 私14点
地理B (未履修)息子79点 私63点
国語(200点満点)息子148点。私163点。
英語(200点満点)息子120点。私64点。
世界史A(履修) 息子94点 私70点。
生物基礎(履修 50点満点)息子44点 私5点。

息子、地理は中2のときから70点あった。鉄道オタクの底力を感じる。国語は去年90点くらいだった記憶だから、大躍進。国語は私まだ負けない。でもあとはもう、問題文読むのもつらいわ。読んでもわかんないわ。

お正月が終わったばかりの気がするのに、模擬試験がもうふたつもあって、高い模試代払って、心折られて、青ざめて帰ってくる子を見なければいけない。高校生ってしんどい。

ところで、明後日は、百人一首大会があるっていう。1年から4年までクラスで5人ずつ。今年はもう出ない、歌は覚えてるけど、体が動かないし、とかとか言っていたが、結局、出るんだそうな。それならすこし練習したほうがいいよ、女の子たちに恨まれない程度には。ということで、
さて、今年はじめてのかるたとり。源平でやった。やったが、私28枚、息子27枚とったところで、お互いこれ以上傷つきたくなくて、やめた。
息子は母に負けるだろうと思っているし、母も息子に負けるだろうと思っている。で、負けるのいやなのだ。お互いに。残り枚数少なくなってくると、熾烈になってくるし、私はもう、その緊張感がしんどいわ。
いやもう、まったりと坊主めくりしたいと思います。

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