星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

未来とはきみのことです

男の子の育てにくさというのは、次のようなことらしい。目にとまったので思わずメモした。

落ち着きがない。騒々しい。話を聞かない。いつも上の空。同じことを何度言っても効果がない。やるべきことをやらない。やりたいことしかやらない。いやなことは後回し。時間意識がない。マイペース。時間が来ても終われない。切り替えが下手。先のことを考えられなくて段取りが悪い。人の気持ちがわからない。空気が読めない。意思の伝達が苦手。いつまでも幼稚。物の管理ができない。自己管理ができない。

ことごとく、ほんとにことごとく、あてはまりますがね。笑ってしまった。
息子に聞かせてやると、あああ、と頭を抱えてましたが、それは自分のことだと、少しは自覚がありますか。

だからって、反省できるもんではなく、たとえ反省したってどうにかなるもんではなく、

宿題をとっととすませば、そのあとはきみの思うままなのに、
それができない。

親が目を離すと、たちまちちがうことをはじめる。iPadでゲームをしたいとまず考えて、できそうなときはする、それが無理だとわかると、ミニカーやら電車やら並べたり、何かつくりだしたり、図鑑ながめたり、とにかく何かして遊ぶんだな、さもなきゃ、ぼうっとしてる。
15分後にのぞいても宿題は15分前から何にもすすんでないわけだ、

ママが畑に水やりに行ってる間に終わらせようよ、って言うと、
「わかった、誓うよ」
って言うが、誓いは破るためにあるんだな、

「終わった、時間割もした」と、昨日はすがすがしく言うから、
えらいえらい、と信じたら、晩ご飯のあとになって、なんにもやってないのが、発覚した。
かといって、宿題せずに学校に行く度胸もないわけだ。
「夜、みんなが寝たあと、こっそり起きてやろうかと」

それは寝不足になるから駄目。朝、寝ぼけて歩いたら事故する。
それより何より、なんで嘘を言うのだ。宿題のノートとドリルをママは机に置いておいた。それをわざわざしまって、アリバイ工作してまで、念入りに嘘言うのはなんでだ。(それはもちろん、むかし私がしていたことだ。)

「ああ、ママ。ぼくの心は、嘘はいけないってちょっとは思うんだけど、ぼくの頭が、つい、嘘を言ってしまうんだよ。それで心は流されてしまうんだ」

よくわかります。
じゃあ今度、懇談会のときに、先生に相談しましょうか。子どもの嘘はどうすればいいでしょうって。本読みカードを親にサインしてもらうのも、2回に1回は、本読んでいないのに、自分で親の筆跡まねて、サインしてるからだまされないでくださいねって、言わなくちゃ。(それももちろん、むかし私がしていたことだ。)

「だめだめ、それはだめ」と涙目。それから、逆切れする。
「いつからママは、そんなに厳しくなったの? そんなことしてたら、もうぼくはママとデートしないかもしれないし、この家を出て行くかもしれないよ」

そうですねえ、出て行って、ひとりでバスに乗って市内に行くとか、それくらいはそろそろできるようになってもいいんですけどねえ。
息子、身のおきどころがないもんで、だだだっと走って出ていくには行ったが、玄関のドアの外で、立ち尽くしている気配。
町内一周でもしてこいよ、と思うけど、ここはひどい坂道なので、降りたら、あとのぼるのが、息切れしてたいへんなんだよな。
蚊のえじきになるだけだから、入っておいで。

ネイティブ・アメリカンの言葉にあるそうだよ。
「かんしゃくを起こしたら、友だちをなくす。嘘をついたら、自分自身をなくす」
って。

なぜ嘘をつくか。やることやってないからだね。なぜやることやってないか。やりたいことしかやりたくないからだよ。よーくわかるんだけど、
でも嘘はいけない。
嘘をついたら、そっからきみは消えてっちゃうんだ。ほんものの自分がすこしずつ嘘にかわって消えてって、ついにはエアになっちゃう。
エアになったら苦しいよ。だれにも相手にしてもらえない。自分も自分を信じられない。
だから、嘘をつかないように努力しましょう。

「はい、わかりました」って、お返事立派ですが、
そんなに簡単にいい子になるとは思ってませんが。
そういえば、

  未来とはきみのことです嘘つきの子どもと何度も手をつなぎなおす
                     (キラル アキラル『類人鳥』)

ってこないだ書いたなあと、しみじみ。