学ぶ喜び

台風が来る前に、と思って、郵便局行ったり銀行行ったり。
パアラランに送金。助けて下さるみなさま、ありがとうございます。

2~3か月ごとの送金という自転車操業ながら、パアラランはもう25年ほども続いていて、奇跡のようだと思います。
円高とペソ安で、すこし助かります。この数年間の円安は、ほんとにきつかった。
先生たちの給料の確保が難しいし、給料が安いので、地域の子どもたちのことをよくわかってくれているベテランの先生たちが、やめざるを得なくなるし。
でも、レティ先生たちが、とても真剣だなと思うのは、このたいへんなときに、若い世代への奨学金をはじめたことです。
教師の給料をあげるよりは、大学の授業料を出すほうが安い、という事情もあるんだけど、地域の若者たちの進学を支援して、奨学金を出す代わりに、あいている時間をパアラランでボランティアティーチャーをしてもらうことにした。これがすごくいい。奨学生たちの人柄がすごくいいし、学ぶことにも教えることにも喜びと感謝があるので、教室が生き生きしている。
パアラランのような学校があってくれるので、世界は何があっても希望があると思います。

http://www.fureai-ch.ne.jp/payatas/

ところで。
息子は前期の期末試験の真っ最中。だいじょうぶ、と自信ありげに登校しては、しょんぼり帰宅する、の2日目。明日は台風どうなるかな。あと1日のこってる。
だってそんなところが問題に出るなんて思わないよ、とか、時間があれば解ける問題なんだよ、なんで時間がないんだ、とか、いろいろ文句言ってる暇に勉強すりゃいいじゃんと思うけど、教科書持って帰ってないし。
一度もって帰って提出物仕上げたあと、持って行って、そのまま学校に置いている。テストの前日ぐらい持って帰ろうよ。
試験範囲のお知らせプリントの裏に書きこんでいるのは、電車の引き込み線の設計図だし。
机に向かってもぼうっとしてるだけなので、お米研いでもらった。餃子つくるのも手伝わせた。この試験期間中に、彼はお米を上手に研げるようになり、餃子を包むのもまあまあ上手になり、りんごの皮もなんとか剝けるようになった。
上出来、か。