「チェルノブィリ・ハート」

映画「チェルノブィリ・ハート」
8月13日公開。
http://www.gocinema.jp/c-heart/
http://movie.walkerplus.com/mv48350/

1986年4月26日に起きた旧ソビエト連邦チェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故。それから16年、アメリカ人の女性ドキュメンタリー作家がベラルーシ共和国を訪れ、いまもなお被爆被害に苦しむ人々の姿をつづったドキュメンタリー。第76回アカデミー賞でドキュメンタリー短編賞を受賞。

英語の字幕。
3-1 http://www.youtube.com/watch?v=IAmY80t-4D4 
3-2 http://www.youtube.com/watch?v=x_HxjdJSvHg
3-3 http://www.youtube.com/watch?v=DEDQn0v9vcc



衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

ビデオライブラリで、2011年7月27日の、厚生労働委員会の、放射線の健康への影響、というのを選択して見てください。
長いけど。
参考人の科学者の先生方が、実に個性的で(いやそんなことを楽しむためのものではないのですが)、国会中継とか、あれこれのくだらない番組でなくて、これをテレビで流してほしいですね。

 明石真言 (参考人 独立行政法人放射線医学総合研究所理事 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会委員)  
 唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授)
 長瀧重信(参考人 長崎大学名誉教授)  
 沢田昭二(参考人 名古屋大学名誉教授)
 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)  
 今中哲二(参考人 京都大学原子炉実験所助教)  

被爆者手帳をもっている広島長崎の被爆者は、発病率は高いが、死亡率は低い、なぜなら毎年検査して、初期治療ができるからだという沢田先生の話は、これから健康手帳をもたされる人たちにとって、すこし希望のある話に感じました。
でも、原爆よりはるかに大量の放射性物質の飛散。それに放射性物質は、県境で立ち止まったりはしないと思う。
児玉先生の怒り、政治への、国会の怠慢への怒りに圧倒されました。
(youtubeでもう出てる。http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo)
(発言内容の書き起こしもすでに。http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8f7f0d5f9d925ebfe7c57aa544efd862)
「七万人が自宅を離れてさまよっているときに、国会はいったい何をやっているのですか!」
このような人もいてくれるのだと、その怒りに救われる思いがした。
今中先生が、福島の原発事故をもって、私たちの世界は変わったのだと言ったこと、それから長瀧発言に対して、チェルノブィリの被ばくの影響について、調査記録がないから影響が見えない、ということにすぎないのだと、やんわりと、しかし辛辣に批判していたのが印象的でした。