星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

のらりくらり

いつからか、黒ずくめの息子である。それが休みでのらりくらりしていると、サンショウウオにしか見えない。そういうと「あなたもね」と言う。言われてみれば、私も黒いジャージと黒い上着で、のらりくらり、している。
「ごはんにしませんか。サンショウウオ」と声をかけると、
「わかりました。サンショウウオ」と返事する。

3日も休みがあるってことは、宿題もたっぷりあるのだった。息子、あと10分したら宿題する、などと言いながら、放っておくと、1時間後もiPadで遊んでいる。
「そろそろ宿題にとりかかってはどうでしょう。腹黒いサンショウウオ」と声をかけると、
「ええ、そうですね。腹黒いサンショウウオ」と返事する。

机に向かってからが、また、のらりくらりで、なんで私が、中学生になった子の宿題の段取りまで考えてやらなきゃいけないのか、目を離すとたちまち、時刻表やら地図帳やら見ている子から、また時刻表取り上げて、数学の証明なんか、一緒に考えなきゃいけないのか。むかむかしてくるのは、息子のせいか、数学の問題のせいか。

あれやこれやで、むかむかしっぱなしの、自分の気持ちをなだめるべく、
「そうは言っても、大好きだよ、腹黒いサンショウウオの坊や」と声をかけると、
「ありがとう。腹黒いサンショウウオのお母さま」と返事するのだった。