星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

ONとOFF

クラスは中学受験をして集まってきた子たちだが、経歴はいろいろ。3つ受けて全部受かって、ここを選んできたという子もいれば、3つ落ちて、かろうじてここだけ受かったという子もいる。その子は、なんでも3つ落ちたうちのひとつは、受検の最中に寝てしまったらしいのだった。
そういえば、ぼくも模擬テストの最中に眠くなって、理科がぼろぼろ、ってことがあったっけ、と思いだしている。

そういうことは、あるのである。先週末は最初の定期考査だったが、月曜日、答案を返してもらった息子は、帰ってくるなり「悲報です」と言った。
一番勉強したはず、自信もそれなりにあったはずの数学で、まさかの大量失点。「しばらく立ち直れない」とぐずぐず言う。
何をどう間違ったのか、解きなおしをさせてみたところ、
ケアレスミスの連続。数字の書き写し間違い、()の書き忘れ。足し算と掛け算の勘違い、簡単な計算ミス。それだけで20数点分あった。どうしてこんなことをしたのか、自分でさっぱりわからない、というのもある。XYZの文字式のはずが、途中から、まったく別の数字に文字化けしている。なんかもうおかしくなった。これは、目を開けて寝ていたか、頭のなかのネジが、そのときはずれていたか。バグだよ。バグ。

そういうことは、あるのである。子どもはそういうもんだよね、と思う。ONの最中に、自分でも気づかぬうちにOFFになる。

そんなわけで、互いにライバルと思っているらしいIくんにも負けるし、洪水ちゃんにも負けて、悔しいらしかった。

雨で警報続きの一週間。火曜の朝、自宅待機のお知らせが来たので、そのまま、また眠り込んでいた。火曜は、結局、学校は一日休みだった。今日も朝は、警報出ていて、自宅待機だったので、そのまま休みモードでいたら、まもなく警報解除、10時から授業というので、ばたばたと行く。ONとOFFの切り替えがいつもとちがうので、なんか妙に疲れた。

授業がはじまる前の時間、他の人たちは、文化祭の準備に行き、教室には、さしあたりすることのない息子と、洪水ちゃんが残っていた。

洪水ちゃんは、授業中のおしゃべりが止まらない、心の中で思うだけにとどめておくべきことも口に出す、片付けができない、授業に遅刻する、たぶんONとOFFの切り替えがすごく難しいのだと思うけど、最近は毎日のように叱られているし、国語の先生はとうとう、「うるさいっ」と言い放ったらしく、よその子ながら、へこまないかしら、大丈夫かしらと思いますけど、それもあって、息子は国語の先生がこわい。
昨日、洪水ちゃんは、スクールカウンセラーのカウンセリングだった。息子は、来週の予約をした。自分ひとりで受けてくる、そうである。

「それで、誰もいなくなった教室で、洪水ちゃんが何をしたと思う?」と息子。何をしたの? 「洪水ちゃんは、突然踊り出したんだ。なんか歌を歌いながら。それで、ぼくを見て、あれ、だれかいた、って言ったんだ。でもそれからも、ひとりで歌いながら踊ってたんだ。」
そして息子は、ピアノ仲間のYくんに借りた「羊と鋼の森」を読んでいたらしい。