バレンタインの夜に熱があった息子、翌日は休む気で宿題もせずに寝たが、朝になったら熱は下がっていて、休む理由がなくなった。
宿題せずに学校に行くということはできないらしく、早朝必死で片付けていた。
その気になったら1時間もかからずにすんでしまう宿題なのだった。
それが毎晩いつまでも終わらないのは、途中でだらだら遊んでいるからだと自分でもわかったろうに、でも相変わらず、毎晩だらだら、なのである。
チョコレートケーキは、つくった。
そうこうするうちに、定期テストが近づいてきて、提出しなければならないワークブックの類も一山あるわけだけれど、学校から持って帰る教科書ノートの類が、いらないものを持って帰って、必要なものを忘れて帰る、というふうで、必要なものが見当たらなくてパニックになる、みたいなことを毎日繰り返している。
ついでに、ワークブックの答え合わせを自分でするのに、間違っていても平気で◯をしているのを発見。なんなの、そのいいかげんさはっ。
注意すると逆切れするし。
テストの度に、大量のケアレスミスで悔しがるくせに、注意されたくないなら、自分で気づいて反省してほしいと思う。
ところで、ディック・ブルーナさんが亡くなったというニュース。ミッフィーちゃんの生みの親だ。息子は、ミッフィーちゃんには、小さい頃ずいぶんお世話になったと思う。おばあちゃんが買ってくれたお洋服とか、おもちゃとか。
最近も、ミッフィーの英語の絵本を読んでいて、それからミッフィーは英語の宿題ノートの登場人物になった。ハンプティとダンプティは、ミッフィーのことをぼくらの妹だって言っている。
ノートのなかで、ブルーナさんが亡くなったことは事件だった。「ほんとなの?」「すごく悲しい」「ミッフィーは泣いているよ」。
Miffy is crying. テスト範囲です。現在進行形。
そういえばこの家にはミッフィーがいたはずだと、思い出して、探してみたら出てきた。ずっと前に私がタオルでつくった25センチくらいの人形。息子の小さい頃の玩具のなかに沈んでいた。ずいぶん黄ばんでしまったけど。
いつつくったんだったっけ、と思って調べていたら、写真が出てきた。幼稚園の年中さんのとき。クリスマス前に、靴下のかたちの画用紙を持って帰って、それにミッフィーちゃんの絵を画いていた。
ぼく、ミッフィーちゃんが欲しいの、というわけだった。
そんなわけで、つくったんだった。そんなことすっかり忘れていたが、たぶん息子も覚えていないだろう。しばらくの間、抱いて寝ていたっけ。
8年前だ。あの頃は、かわいかったよ!!
(過去形も試験範囲)