円安

家族のインフルエンザで、すっかり遅くなったんだけど、昨日ようやく街に降りて、銀行に行って、パアラランへ送金。

海外送金する立場としては、これまでの円高はありがたかった。翻って、いまのこの急激な円安は涙が出そう。2か月前に(選挙前に)4700ドル送金できた同じ金額で、4000ドルしか送れない。これが続くとすると、1年間では実質いくら目減りするのか。現場ではどれくらい困るのか。(いまだってじゅうぶん困ってるんだけど…)。

それでも昨日は、イタリアの選挙のおかげで、いきなりすこし円高で、2日前とくらべると、1万円ほども違う。月曜日に行かなくてよかった、と、わずかに溜飲を下げる。海外送金の機械の、テレビ電話の向こうのお姉さんが言うには、それでもUSドルはまだ安定していて、そんなに大きな変動ではないですが、ユーロやポンドの変動は大きいですね、って。

今年度最後の送金。
あとは、3月23日に終了式です。おかげさまで今年度も、2つの学校で300人を超える子どもたちが勉強をつづけることができました。
パアラランの友人のみなさま、本当にありがとうございます。
4月5月は夏休み、ですが、必要に応じてクラスを開きます。それから先生たちの研修を行ないます。
6月から新学期。



夜、年間の経理をまとめる。
パパに立て替えてもらっていたニュースレターの印刷費用の数万円、このまま踏み倒せるかと思ったのに(たまに踏み倒せるときもある)、請求されてしまって残念(でも割引価格)。いたしかたない。
収入支出、だいたい例年通りです。

ということは、現場は年々厳しくなっているんだけども。

経費削減。これ以上は無理だと思うほどなんだけど、その無理をなんとかやりたいと思います。

でも出納簿みていたら、これまで1ドル120円のときも130円のときもあったのよね。なんとかやってきたよ。やれます。

3月16日パヤタス会議in東京。
会計報告もってゆきますね。
訪問から帰ってくる人たちの報告が楽しみ。



「パアララン・パンタオ物語」の本、思いのほかに予約注文いただきました。ありがとうございます。ちょっとびっくり。
さしあたって欲しかった経費が出そう、なので、(でもこのあとも要るので)1冊1500円はそのままですが、2冊以上の場合、2冊目を1000円、学割も1000円、にさせてください。

パパが、そんな紙くずに値段つけて売るなんて詐欺だっていうんだけども、
私これまで歌集の類の本、4冊出してきて、これに金払えっていうのも詐欺だよね、と思うので、
今さら詐欺はこわくない。(いや、少しはこわい)

なんだけども。
死んだら閻魔様に舌抜かれるんだっけか、針千本のまされるんだっけか。覚悟しなきゃと思うけど、ああ、できないけど。
田中一村という画家が、奄美の海とアダンの木の絵だったと思うんだけど、それを描きあげたときに、これで閻魔への土産物ができた、と言ったらしいんだけども、

閻魔への土産物になるかどうかは知らないけど、もっていくとしたら、このパアラランの本かなあ。

一段落したら、続きを書きます。
レティ先生のことは、書いておかなきゃ、と思っています。

絶賛予約受付中。paaralang@hotmail.com まで。