廐戸皇子(うまやどのみこ)

今日もケーキ。
近くのケーキ屋さんにお誕生日ケーキがなかったので、ショートケーキのアラカルト。子ども、チョコレートケーキふたつも食べた。



9歳になった子ども、昨日の夜は卑弥呼について喋っていた。たぶん学校の図書館で借りているのが、まんが日本の歴史のそのあたりの話なんだろうな。
それで、今日はこう言った。

「ママ、ぼくは今度生まれるときは、うまやどのみこのようになりたいんです」
うまやどのみこ、って、廐戸皇子ですか。聖徳太子ですね。

「廐戸皇子(うまやどのみこ)は、2歳のときには東に向かって拝んでいらっしゃったんです。それから6歳のときには百済から取り寄せた経典を、読んでいらっしゃったんです。そのうえ、たくさんの人が一度に話すのを、全部聞き分けることができたんです」

……いらっしゃったんですか。
ああ、でもきみだって、まんざらでもないです。6歳のときからは、学校で配られた教科書を読んでいらっしゃる。
たくさんの人が言うことを聞き分けるのは、無理かもしれないけど、パパやママが言うひとつかふたつのこと、字をきれいに書く、とか、ごはんになったらゲームをやめる、とか、それくらいのことは聞き分けられる、よね。(だいたいそれくらいのことしか要求してないんだから、聞いてほしいですけどね。)
今度生まれるときじゃなくていいです。遠慮しなくていいので、今からでもいいので、廐戸皇子(うまやどのみこ)のようになりましょうか。

「はい、わかりました」
とお返事している、うまやどのみこさんなんですが、

「ぶたをぶったら、トンでったー」
みたいなギャグを連発して、お風呂上がり、裸で笑い転げていた。