売りにゆく

売りにゆく、と書いて、
たちまち思い出すのは、谷川俊太郎の「母を売りに」という詩だったり、 http://yumenononi.blog.eonet.jp/default/2012/12/post-946d.html

売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき  寺山修司

という短歌だったりするのだが。



私はすこし前に本を売った。本棚からあふれたのを、どうしようもなくて、ひとかかえもってったのだが、古い本は値がつかない。585円也。

それから昨日、古着を売った。
私は古着しかもってない。パパと息子は少しは新しいのもあるが、私は古着ばっか。新しいのはお金がかかるのが悔しいので、古着のが好き。ただでもらったものなら気楽に着れる。
タンスも、パパと息子はあるが、私のはないので、私のは、半畳分の押し入れに、衣装ケースやビニール袋につめこんで、収納かつ利用しているのだが、
この押入れ、冬になると結露して黴が生える。

毎年苦労するのだが、今年も黴のにおいがする。それで、掃除して、湿けたり黴のきた服を洗濯したりして、ついでに着る服着ない服、整理して、着ない服のうち、もとはすこしはいい服だったかもしれなかったり、新しそうに見えるのを、ゴミ袋につめこんで、売りにいった。845円也。
小銭でも手に入るとうれしい。

そのお金と、未使用と書き損じの葉書をもらったやつとをもって郵便局に行って、切手に換えた。2円切手のうさぎがかわいい。

何をしているかというと、パアラランのニュースレターの郵送費とかインク代とかの経費をつくろうと思ってんです。

そのほかに売れるものはないか。台所片付けたら、引き出物のひとつふたつ出てこないだろうか。それを小銭に換えるのを楽しみに、そろそろ台所の掃除しようかな。春が来るし。