子ども会やら町内会やら

子ども会の通学班の係りだが、もうひとりの係りの人から電話。
9月に突然3人の子(小学生2人)を連れて親もとにかえってきた女の子が、子ども会も通学班も抜ける、ということで、また当番表書き換えますから、って言う。
ここを出ていくことにしたらしい。

やっぱり、と思った。定期券をもらうのに、お金を出さなきゃいけない。卒業するとき返ってくるけど、小学生ふたりぶんを一度にって、しんどい額である。それを払えなくて定期券なしに通っていたが、毎日400円のバス代はしんどいだろうなあと思っていた。なんていうか、ここに落ち着く、という感じはしなかったのだ。

だから、あせって当番に加えることもなかったのに。
冬休みあけてからでいいよ、って私は言ったのに。
と、ちょっと思ったけど、まあいいや。彼女はいたってまじめなのだ。それで彼女がまじめにやらなかったら、ほかのお母さんたちから不満が噴出したに違いないのだ。
当番表の書きかえやら、それを配って歩くのが、多少煩わしい(坂道がしんどいっ)だけだから、いいんですけどね。

子ども会の係り、あれこれと煩わしい。でもそれをちゃんとしないと、仕事がいい加減だとか、当番さぼったとか、言われたりするんだけども、
みんながみんな暮らしが落ち着いているわけではないのに、そのあたりへの、当番がいいかげんになってしまってもゆるしてあげるような、何か助けてあげるような、余裕というのも、ないので、
こないだ離婚して引っ越して行った女の子も、もう子ども会は入らない、と言っていたけど、気持ちはわかる。いっぱいいっぱいなのよ。

PTAの係りだけでも面倒なのに、地域の子ども会なんてとんでもないのだが、わりとみんな我慢してまじめにやっている。できない、しない、やりたくないって、言える空気はないねえ。
役員さんたち、一生懸命取り組んでいて、えらいなあと思うんですけど、こんど、スポーツ大会するっていうんですけど、
体育きらいな子に、学校だけでなく休みの日まで無理やり参加させるのはしのびないので、行きません。

ところで今朝、早朝から町内会長がやってきたのは、町内会の人事の件で、こちらはこちらで、ぜんぜん見通しが立たずにたいへんらしい。それでパパに、ちょっと夜、飲んで話そうよ、みたいなことだった。

あれこれの係りはもちまわりだが、町内会長を選ぶとなると、誰でもいいというわけにいかない。仕事が忙しい人は無理で、退職して時間がある人はいるが、眼が悪い、耳が悪い、足が悪い、などなどで、町内会の掃除やらどぶさらいやら、防災訓練やらあるので、まず体が動かないと困るらしく、
金は払うから役員はかんべんして、みたいなのもあるし、奥さんに出ていかれたり、家庭がこわれるとそれどころじゃないし、
できる人は限られてくるのだが、
そこでまた問題なのが、
町内会長が近所の神社の宮総代をかねる、というならわしである。

これがあるので、キリスト教系であれ仏教系であれ、自分で信仰をもっている人たちは、宮総代をしなければいけない町内会長は引き受けられない、ということになって、お願いしたい人に、お願いできない、ということになる。

この際、町内会長が宮総代をやるというならわしは見直したほうがいいよ。地域活動と神社は切り離せないというノスタルジアとは、もういいかげん手を切ったほうがいいと、私は思うけどな。
私は自分がお神輿なんかぜったい担ぎたくない子どもだったし、担ぎたくない子に担がせたくないといまも思うし。そういう祭りのことも、役員にやらせるんじゃなくて、有志でやるべきことと思うよ。

パパはしょうがないので、当分事務方つづけることになるんだろう。
あれこれ地域の仕事ができるっていうのは、それなりに、しあわせに暮らせているっていうことではある。