キュウリの怪

昨日の収穫。Cimg3261



雨で2日行かなかったので3日ぶりに、夕方畑に行った。
キュウリが一本なっているのが、そろそろ食べごろに大きくなっているはず、と思って楽しみに行ったんだけど、
キュウリがない。

たしかにここにあったあずなんだけどない。
へんだなあ、私の気のせいだったかなあ。そんなはずないよなあ。
誰か盗んだかなあ、って、こんな草のなかの畑に、わざわざキュウリ一本盗りにくる人間がいようとも思えない。
ここらへん、どこの畑でも、いまごろキュウリはたくさんできてる。

でもないものはないので、あきらめて、ミニトマトやオクラ摘んで、枝豆摘んでいたときに、枝豆の畑のなかにころがっているものがあった。
キュウリ。

何かするどいもので引っ掻かれたあとのあるキュウリ。歯型も残っているキュウリ。
でもその部分以外は、大きくてきれいなキュウリ。

もって帰る。キュウリ出てきてよかった。

たぬきだと思う。盗って食べようとしたが気がかわって、なのか口にあわなくて、なのか、何か別の事情で、たとえば大急ぎで逃げようとして落として、なのか、とにかくそういうことだったのだろう。

たぬきの忘れ物のキュウリ、ピクルスの液のなかにトッポン、浸かってもらった。

夕方の畑は、カラスもうるさい。すぐそばの鉄塔にいつも二羽とまって、それが、遠くのカラスと鳴き交わすのが、どうかすると、人間のおばさんの声に聞こえて、どきどきする。「あんた何やってんのよ」みたいなイントネーションで喋るんだもん。
悪事を見つかった子どもの気分になるね。

いや、枝豆盗んでるんじゃなくて、これは私が種まいて育てたの。