裏切り。

朝鮮学校の無償化審査手続き停止「再開せず」
(読売新聞 - 02月04日 21:44)

 北朝鮮による韓国砲撃に伴い、政府が朝鮮学校への高校授業料無償化適用の審査手続きを停止している問題で、高木文部科学相は4日、東京都内の朝鮮学校を運営する学校法人から出された行政不服審査法に基づく不作為の異議申し立てに対し、現時点では審査手続きを再開しないことを通知したと発表した。

 通知では、「砲撃は我が国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうもの」とし、無償化の審査手続き停止の理由を「政府を挙げて情報収集に努めるとともに、不測の事態に備え、万全の態勢を整えるため」と明記した。

 文科相は記者団に対し、審査手続き開始の条件について、北朝鮮が韓国との緊張緩和の姿勢を明らかに示すことなどが必要だと指摘した。北朝鮮が明確な行動をとらない場合は、今年度分の朝鮮学校の無償化適用は見送られる公算が大きくなった。

★★

わけわからん。
「不測の事態に備え」るため? 
拉致や砲撃が、朝鮮学校の生徒たち、この国で生まれ育った子どもたちに、何の関係があるんですか。
教育支援に、政治や外交をもちこまないと言ったのは嘘ですか。
嘘ですね。
嘘でとどまらない。裏切りだろう。子どもたちを裏切って。

無償化から除外する。朝鮮高校だけ。
これ以上の反日教育はないと思うわ。子どもをいじめる、こんなに卑劣な政府が、ただいま日本の政府である。
「審査手続き開始の条件について、北朝鮮が韓国との緊張緩和の姿勢を明らかに示すことなどが必要」なら、身を挺して、韓国にでも北朝鮮にでも行って「緊張緩和」してくださいと、説得してきてください。首相も大臣も。
子どもたちの教育権を守るために。今すぐそうしてください。
子どもの人権は、それほど大事なもののはずです。

もちろん、そんな勇気はないんだろう。
臆病者は残酷だ。

もうやめたほうがいい、三権分立とか。
政府なんか、教育に政治や外交を持ち込んで、子どもたちを傷つけるようなことしかしない。首相も馬鹿だが、他の政治家たちも、なんにもできない。子どもたちを守れない。政治は子どもの教育権を守れないことが、こんなにあからさまで。朝鮮学校の子どもたちを守れないってことは、日本の子どもたちだって守れやしない。

司法、行政、立法、教育の四権分立にしなければ。教育権は独立させて、馬鹿な政府に口だしさせない。政治や外交の道具にできないようにしたうえで、子どもの幸福追求を考えたほうがいい。でないと、まともに論議を積み重ねることもできないみたいだもん。
積み重ねてきたはずのものも、たやすくふっとんでしまう。
吹っ飛ばしたのは、北朝鮮の砲撃ではない。この国の馬鹿な政府と国民である。

暗澹とした気持ち。