庭の椿が咲いた。クリスマスローズも咲いた。
梅ももうすぐ咲くと思う。沈丁花も。
ふと見ると、牡丹につぼみができている。なんと。
最初の年に咲いただけで、あとはもう葉っぱが茂るだけで、何年もそんなふうだったのに。
驚いた。今年は咲くつもりだ。
向かいの森で鶯が鳴いている。
がさがさ音がするのは、ときどき鹿が降りてきて、枯葉踏む音。
春は、生きているだけでしあわせだと思う。鶯、ほんとによく鳴くなあ。
畑に行くと、桜が咲いていた。さくらんぼの木の桜。
まだ苗木だけど、もしかしたら、実がなるか。
イチゴ畑が雑草におおわれる前に、手入れしなければ。
☆
ところで、担任の先生は3月がお誕生日なんだって。それで、25歳になったんだって。、親分には、この1年間とてもお世話になりましたが、若い人がしっかり仕事ができることに、私はいつも驚く。えらいなあと思う。ほんとえらいなあ。
そういえば以前、そういうことを、以前から知ってる年上の友人に言ったら、「おまえがしっかりしなさすぎたんだよ」と言われて、そうだったのかあと思ったけど、そうだなあ。
そういえば、幼稚園のときの先生にもものすごくお世話になって、いまも感謝してるけど、あのとき先生22歳だったし。
……自分が20代のときって、叱られたり呆れられたり、怒らせたり、面倒かけたり、はたくさんあるが、感謝された、ってことは絶対ないもんね。
それはそれとして、それでクラスの子らは、内緒でお誕生会を企画し、プログラムも考えて、親分を驚かせたんだって。こないだ、二分の一成人式のときに、いまの4年生が生まれた頃に流行った曲は「世界で一つだけの花」だった、みたいなことが、調べてあったけど、
それでみんなで「世界で一つだけの花」を親分のために合唱して、息子は、指揮者をしたらしかったのでした。
学年末で、あれこれあれこれもって帰ってくる。
版画作品がこれ。
庭の片隅の花壇の花、だって。