星ヶ丘ゆき

kazumiの日常雑記

紫のチューリップとソウルフード

紫のチューリップも咲いた。きれいだわ。

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ベルベットみたい。小さいころにこんな感じの服を着せられたとき、つやつやしている服が、さわると光の加減で、色が変わって見えるのが不思議で面白かった。


紫の、とくると「ガラスの仮面」の紫のバラの人を思い出すわけだけど、いきなり私は悟りました。この世では、誰かが誰かを応援している…。

兄から届いた応援物資のじゃこ天。私のソウルフードですね。ちくわとかまぼこも入ってた。大変ありがたく、息子の弁当に入れたり、つまみ食いしたり。
昨日今日は作ってみたいものがあって、作った。母が死んでからは食べたことがなかったけど。じゃこ天入りのカレーとかまぼこ入りのシチュー。
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昔、肉は高くて、じゃこ天はごく安かったので、母がつくるカレーには肉のかわりに、じゃこ天が入っていたのだった。
ああもう、じゃこ天最強。じゃこ天の味がするカレーだった。あの頃は貧乏人のカレーだったけど、もしかしたらいまは、高級食材入りのカレーということになるのかも。
シチューというものが、我が家にやってきたのは、小学校の高学年になってから。誰が持ち込んだものだろう。母がつくると肉の代わりにかまぼこが入っていた。
ピンクのかまぼこ入れたら、色がかわいかった。
いーや、なつかしかった。
母がいた台所を思い出した。タイルの流し台は窓に向いていて、母が窓から米を投げるから、毎朝雀がにぎやかだった。



蜂とチューリップ

チューリップ咲いた。いっせいに、でもすこし時間差で。日をずらしながら。
きれいだわ。畑の。

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晴耕雨読。晴れたので、私はせっせと草取りする。いちご畑とにんにく畑の。
畑は蜂が飛びまわっている。
数日前に枝豆植えようと思って耕していたら、蜂に刺された。ズボンのすそから入ってきたらしいのだ。私もかわいそうだが蜂もかわいそう。いきなりの暗がりでパニックだったんだろう。
もう3日くらい経つんだけど、まだ真っ赤に腫れてて、少しかゆい。蜂は畑の上で干からびたが。
あれから、頭のなかを ♪ハチのムサシは死んだのさ~♪が流れている。で、歌詞検索。
子どものころよく歌っていた記憶だが、なるほどこんな歌詞だったのか。私が覚えていたのは最初の2行。

 

『ハチのムサシは死んだのさ』
 (作詞:内田良平 補作詞:むろふしチコ 作曲:平田隆夫、編曲:土持城夫

ハチのムサシは死んだのさ
畑の日だまり土の上
遠い山奥 麦の穂が
キラキラゆれてる午後でした
ハチのムサシは向こう見ず
真っ赤に燃えてるお日様に
試合をいどんで 負けたのさ
焼かれて落ちて 死んだのさ
ハチのムサシは死んだのさ
お日様仰いで死んだのさ
高い青空 麦畑
いつもと変わらぬ午後でした

ハチのムサシは死んだのさ
夢を見ながら死んだのさ
遠い昔の 恋の夢
ひとりぼっちで死んだのさ
ハチのムサシは向こう見ず
お日様めがけて剣を抜き
たたかいやぶれて 死んだのさ
焼かれて落ちて死んだのさ
ハチのムサシは死んだのさ
たしかにムサシは死んだのさ
やがて日は落ち 夕暮れに
真赤な夕日が燃えていた


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こちらは庭のチューリップ。蜂もいたけど蜻蛉もいた。向かいの森に鹿がいた。

 

新学期 つづき

散り始めたユキヤナギと咲き始めたチューリップ。

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息子は高校生になった。新しいクラスは、男子と女子の割合が1:2だそうで女子が多い。男子は顔も名前もわかる。女子は同じクラスになったことがある人はわかる。あとはわからん。つまり息子の頭のなかでは、クラスの3割がぼんやりしていて、まだ名前も顔もない、状態。クラス名簿ももらってない、という。
まあそんなもんか、私もそんなもんだったと思うんだけど、ほかの人たちはそうではなくて、そんなに親しくなくても、クラスメイトの名前も顔もしっかりわかっていたりするんだなあと、ずっとあとになって知ったときの驚き。
……いや、難しいと思うよ。人の名前と顔と覚えるの。
名簿なくても、小学校のときみたいに、「たたかれた」「誰に?」「クラスのひと」「名前は」「わからん」…わからんじゃ困る、ということもないと思うので、いいけど。

部活には、新しい顧問がやってきて、新入生(中1生)の体験入部があった。息子、去年まで中学過程の部長をやっていたらしいんだが、やってきた新入生の女の子に、言ったらしい。「できれば、ほかの部活で、人間関係をつくっていくのがいいと思うよ」。
笑ってしまった。弱小部活にせっかく来てくれた新入生に何を言うのかという話だが、それは誠意ある対応かも。
息子が言うには、うちの部活は、どこにも行き場のない連中が落ちてくる沼みたいなところで、顧問は基本、やってこない。部員は、数少ない女子は全員幽霊で、男子は何してるかというと、上級生は数も少ないし不明、下級生も同様、息子たちの学年は7人ほどいるが、ゲームで遊ぶか、ラノベを読むか、ペットボトルのキャップ投げして遊んでいる。たまに誰かプログラミングはじめたりするが、またそのうちゲームに戻っている。息子は電車の動画を眺めて過ごしている……。
でも新入生来たので、対応する。パソコンのタイピングからかなあ。でもほんとに、ここは来ないほうがいいので、ほかのどんな部活がいいかを、別の男子と一緒に考えてあげていたそうである。運動部はいや? 吹奏楽部はブラックだけど、美術はどう? 放送部もいい先輩がいるよ、と、よその部活をすすめているもと部長……。
ほかの新入生、男子のほうは、たちまちゲーム沼に落ちていった、らしい。

ま、楽しい高校生活をね。
私は弁当作り4日め。小学校のころの倍以上はある弁当箱の大きさに、だいぶん慣れてきた。

新学期

向かいの森の桜。昨日の写真。

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今日はもっと満開。ということは、あとは散るだけ。きっと次の雨で散るのだが、それでも今年は、ずいぶん長く楽しめた気がする。
昨日の夕方、2階の窓からお花見。横浜中華街で買ってきたザーサイと山口でパパが買ってきたなんとかという日本酒。
今日は、畑で採れた(勝手に生えている)カンゾウナとノビルでぬたをつくった。
金柑の実がなった。何年前に植えたか忘れた木の。はじめて実がなった。24個くらいあった。どうやって食べようかなと考えるまもなく、かじっているうちになくなりそう。


新学期がはじまっている。息子、高校生になるので、2階の部屋を片付けて、勉強部屋をつくってやったが、なぜかその部屋に、私が遊びにゆき、パパが遊びにゆき、結局、場所が変わっただけで、これまでと同じにひとつ部屋に集っているのだった。ま、ひとりでいて勉強するかって、しないしね。

進級の書類書いたり、書き直したり、雑巾縫ったり。いろいろと想定外の支出があったりして、家のなか微妙に緊張が走る。いやもう、ぎりぎりですからね。
高校過程になると、給食がないので、弁当つくんなきゃ。ということは、私はもうさっさと寝よう。

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庭のムスカリ

春休みの終わりに

春休み最後の昨日は、余っていた青春18きっぷで、尾道・糸崎へ。息子は電車を撮りに、私は桜を見に。

尾道の駅が新しかった。駅を出たら海が見える。
昔、尾道に来たのは、思い出してみると、かれこれ30年ほど前なのだった。青春18きっぷで北海道からやってきた女の子が、尾道に行きたいと言ったので。あのときは文学の小路とか歩いたのかな。大林監督の映画の跡とか。それから海へ行ったかな。あれも桜の季節だった。数年間音信があったけれど、彼女のその後の消息を、知らない。
息子は、以前に先輩と遊びに来てるので、今回は息子のあとをついてゆく。まずひたすら線路沿いに歩くわね。それから千光寺のロープウェー。楠の大木が、こわいほど凄い。千年の歳月を樹はどうやって耐えているんだか。

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山の上で、とりあえずごはん。駅のコンビニのおむすびとお茶。私が食べ終わらないのに、息子は、じゃあちょっと、と坂道降りてゆく。食べ終えてごみを捨てて、それから息子を探しにゆくと、大きな岩に貼りついていた。ここから市街の線路がよく見える、そうで。海が青くてきれいだ。

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林芙美子の「放浪記」の碑。「海が見えた。海が見える。…」このくだり、大好きだった。

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桜は満開少し前。千光寺には寄らず、ロープウェーでとっとと降りて、また線路沿いに歩いて、駅へ。

次に目指したのは糸崎神社。糸崎の駅からちょうどバスの便があってよかった。線路脇の桜は満開。ここ、バスが1時間に1本しかなくて、1時間ひなたぼっこ。
たまに電車や貨物列車が通るときにカメラを向ける以外は、することもない。息子は桜の下に座り込んで「瞑想」していた。離れたところから見ると、ただの黒猫のようだった。

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息子の計算では、この春、私たちは3000キロの旅をしたらしい。

SLと桜

旅から帰って、1日おいて、週末は山口に帰省。帰省の度に、SL山口号を追いかける。帰省の途中の仁保駅で。
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翌日は長門峡駅。時間があったので、道の駅にいたら、そこに模型があった。SLではなく、朱色の気動車が走っていた。そこに家族連れがきて(触らないでくださいって書いてあったんだが)小さい子が触ったもんだ、列車走らなくなった。息子が係のおじさんを呼んで、おじさんとふたり、かれこれ30分ほども修理しようとがんばったが、線路がずれてしまっているし、無理ですねということが判明しただけだった。以前はSLが走っていたらしいが、それも壊れちゃったらしい。係のおじさん、壊れたやつをもってきて、息子のために、わざわざ並べてくれる。ので撮影。

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それから長門峡駅で本物見て、津和野まで。

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津和野で見たあとは、堀の鯉に餌をやる。息子、2歳のころから十数年同じことをし続けて、まだ飽きないらしい。富裕に病んだ鯉たちなので、余計なお世話の餌やりだが。
それから徳佐のしだれ桜見る。

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山口に戻って、吉敷川の桜。

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この時期の帰省は、行く先々で桜がきれいで楽しい。
月曜日、新元号のニュースをおばあちゃんと見る。
元号。れいこちゃん、とか、かずよちゃんとか、子どものころの友だち、近所の子たちのことを思い出した。みんな幸せになっただろうか。
それから山口を出たのだが。中国自動車道が雪のため、冬タイヤでないと走れないというので、途中で高速降りて遠回りして帰る。

我が家の向かいの森の桜も満開。庭の桜も花をつけている。

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2019春の旅 5日め 旅の終わり

28日。旅の最終日。朝、天王寺の美術館に。フェルメール展見に行く。
秋に東京に行ったとき、見に行きたかったけど予約したり並んだり無理であきらめたのだが、大阪でやってるなんて。平日の朝、混んでいないし。中学生無料だし。

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フェルメール、よかった。これは、見ることができて本当によかった。17世紀の光がそこにあって、そのなかにふと自分も包まれているような感じ。いつまでもずっと見ていたい絵。いつも、美術館ではとっとと先に出てしまう息子が、再入場できませんの立て札の前で引き返して戻ってきて、また見ている。きみ中学生だから、また無料で入れるわけだけど。

それから法隆寺へ。

駅から参道までけっこう歩いた。拝観料がいるとは思ってたけど、そんなに高いと思わなかった。動物園ぐらいかと思ったら、天空庭園ぐらいだった。もしも旅のはじめなら、拝観料払ったかもしれないんだけど、あいにく旅の最後で、私たちはもうお金がない。拝観料と柿の葉寿司と、どっちがいいかと聞いたら、息子は迷わず柿の葉寿司を選んだ。ここからは入れない柵の外側に私たちはいたのだが、目の前を外国人旅行者のカップルが通りかかった。
それで、呼び止めてお願いしました。写真をとってください。私たちチケットがなくて入れないから、そのタワーの写真だけ。それくらいの英語は私も言えた。
で、お兄さんが、こころよく撮ってくれた写真。

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ありがとうございますとお礼を言いながら、奇妙な感じがした。
こういうことは、以前にもあった気がする。ものすごいデジャヴ感なのだった。でも考えても考えても思い出せない。
お金がなくてチケットをあきらめたことは数えきれないほどあった。写真だけ撮ってって知らない人にお願いするなんて、私のやりそうなことではあるんだけれど。

まあいいや。フェルメールはなかなか見る機会ないと思うけど、法隆寺は、息子はまた、いつか来ることがあるだろう。そのときは拝観料も払えばいい。
それから柿の葉寿司買って、帰りはバスに乗って駅まで。あとはもう、ひたすら乗り継いで乗り継いで広島まで。
もよりの駅までパパが迎えに来てくれたので、タクシー代にとっておいた最後の2000円は、息子と私で半分こ。

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旅が終わった。
全交通費35000円、宿泊費3泊分15000円、飲食費5日分22000円、入場料等9000円、お土産9000円、ざっと9万円。ああ、なんとかなったなあ。

京都で、東京で、横浜で、遊んでくれたみなさまにありがとう。差し入れもありがとう。14000円ほど入っていたパパのICカードもありがとう。おかげで、わりと贅沢できた。全部使って1000円だけ戻しました。

息子にありがとう。
楽しい旅でした。