1年生

下校してきた息子、畑の基地でひとやすみ。
家にあった板切れ運んで、釘も打ち付けて、すこし丈夫にした。

息子、いろいろと言いたいことがあるらしい。
昨日はクラスの男子に、ふくらませたビニール袋でばしばし叩かれたのを怒っていたが、今日は、1年生にひどいことをされたと言う。
6年生は1年生とペアになる。その相手がひどいな。体も大きくて、息子とあまり変わらない。それもあってか、悪さし放題である。遠足のときに、「6年間で最悪の遠足だった」と息子が言うほどだから、よっぽどうんざりさせられたのだろうが、芝生の草で耳を刺したり目を刺したりしてくる。ぼくは1年間、ペアをする自信がないと息子は言ったが、気をつけて見守ります、と先生は言ったが、見てないじゃん。
今日は、体力測定が1年生とペアで、いちいち言うことを聞かないが、ほんとにひどいのは、ぐーをして、と言って、ぐーをすると、その腕を握って、息子の隣にいた男子を殴り、それを「こいつがやった」と息子のせいにしたというのだ。殴られた男子も1年生の言うことを信じたみたいだ、と言う。
「ぼくはもういやだ」
そりゃそうだ。
連絡帳に、息子はその1年生を手に負えない。ペアを変えるか、1年生との活動のときは、ふれあい教室で休ませてほしい、と書いたんだけど、
明日も1年生との活動があるらしく、先生がノートを見るのが間に合わないかもしれないっていうので、学校に電話する。
ペアを変えるのは難しいのですが、って言う。息子は無理だって言ってます。すると、検討させてください、って言う。
こちらは、相手もわからないので、わかれば直接出向いて、親ごさんに話しますが、それもできないので、先生にお願いするしかない。よろしく対処してください。


たとえあやまってもらったって、いやだ。ぼくは1年生のときからたくさんの人にあやまってもらった。でもあやまったからっていい子になった子はいない。1年生や3年生のときに、ぼくを叩いたりいじめたりした連中は、いまだってすごくいじわるだし、すごく悪い。
その認識は、残念ながらとても正しいと思う。そのまま、先生に言いなさい。ぼくは彼とつきあえない、無理です、と。逃げていいから。
もしかしたら、また校長室にお茶飲みに行くかな。以前とは校長も教頭も変わったし。