給食大王

息子、幼稚園の頃まで、あんまり食べず、しかもたいへんな偏食で、毎日お弁当をつくるのは苦労した。と書きたいが、中身がすこし変わると食べないし、食べれるものも決まってるし、結果、毎日おんなじお弁当で、楽だったよ。レタス一枚だけは、食べないけどしつこく入れ続けていたら、2年目にはようやく食べるようになった。

それで、小学校に入学するとき、給食は大丈夫だろうかと心配したのだが、「食はほそいけど、給食食べてますよ」って先生が言ったのでほっとしたのは低学年のころ。 「給食食べるの、クラスで一番はやいですよ」と聞いて、耳を疑ったのは3年生か4年生のとき。 いまも一番だそうで、気づくと食べられるものもずいぶん増えている。
... いや、ありがたい給食で、私も何日か留守したりするときは、給食しっかり食べなさいね、と言う。

さて昨日、私がパアラランのニュースレターの原稿書いてるところに帰ってきた息子、それをのぞいて、「給食ないの?」って言う。給食ないよ。お金ないし。 すると、給食大王は言った。

「給食ないのはだめだよ。屋根を直すより何より、給食だよ。子どもはさ、屋根がこわれても雨漏りしても平気だよ。でも、給食ないと、子どもたち学校に来る気なくなっちゃうかもしれないよ。わかってるの。給食は、子どもたちへの最高の、お、も、て、な、し、だよ。」

お説ごもっとも。