雲のかたちが変わってきた。もう夏の雲ではない。風にのって流れていく。 「あまり言葉のかけたさに あれ見さいなう 空行く雲の速さよ」(閑吟集) 高校生のころ、梁塵秘抄や閑吟集が好きで、世阿彌の謡曲も好きで(それは山崎正和の戯曲「世阿彌」の影響だった…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。