朝、玄関の石段の上に、ずいぶん大きなコオロギがいた。私の人差し指の長さくらいはありそうだった。近づいたら逃げるかと思ったのに、逃げもせず、だるそうにすこし動いた。 夕方、朝のコオロギにちがいないが、もう頭もなくなって、体も半分ばかり引きちぎ…
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