2013-06-06から1日間の記事一覧

6月の庭

詩、というのは蜘蛛の糸のようなものだと思っていた。カンダタがしがみつく蜘蛛の糸。 たぶんそれは、15歳の頃に、リルケを読んだことと関係があって、 「存在しよう、と心に決めた以上、 この世に欠乏があるなどという迷いに陥るな」 というオルフォイスの…