ぼくはママをゆるさない 2

「人間は死ぬ、○○も死ぬ」と子どもが書いたと、ぬれぎぬ着せられたことは、パパが激怒した。
「こいつはそんな文章は絶対書かない」
もちろんそうです。こんな文体を彼は使わない。

私は気づかなかったのだが、どうせゲームかアニメの真似をしたのだろう。な
るほど。
「そんなふうになるから、そんなふうなゲームやアニメをあたえないようにしてる。子どもは、家でそういう言葉にも文体にも出会ってない。」

4番の嘘が発覚したことで、認識はまた変わる。
徹底的にいきましょ。

パパの怒りの分もまた、連絡帳に書き書き。

「人間は死ぬ、○○も死ぬ」の文章を、私の子どもが書いたというのは、
4番が保身をはかったうえに、先生を利用して、さらにいじめたのです。そう思わざるをえません。

このことはきっちりしたい。
4番が濡れ衣を着せたのなら、認めて謝ってほしいこと、そのときには先生にも、結果として子どもをさらにいじめるような指導をしてしまったことを、謝っていただきたいと思います。親の私たちにではなく、私の子どもに。自分がしたことでないことについて、子どもを謝らせたことを謝ってください。

もし、4番が認めて謝らないなら、親ごさんを学校に呼んでいただいて、両方の親子と先生といる場所で、お話をしたいです。

私は、いじめた子どもたちの、保身やずるさがむしろ心配です。
女の子たちも、高学年になると、人の悪口や噂話を楽しむような悪徳を身につけます。また人をいじめてストレス解消する癖がついたら治りません。知らず知らず心と人生を汚していきます。

とにかく、相手の親ごさんたちには、自分の子どもがいじめをしたということを、深刻に受け止めてもらいたい。たいしたことではないなどと思わないでいただきたいと思います。

今回のことは悪質ないじめだと、夫はほんとうに怒っていて、そのまま書きますと次のように言っています。

「うちの子どもに落ち度があるような言い方は間違っている。彼らはしてはいけない犯罪を犯したし、それがゆるされる理由はない。学校でパンツを脱がせるような犯罪に、どんんなゆるされる理由があるんだ。ノートに「じゃまするな」と書いた書かないはどうでもいい。ひどいこと書いたから、というような言い訳をゆるしてはいけないんだ。きみにも原因があるんだよと、いじめられた側に非があるようなことを言うな。」

すると子どもは、先生はぼくがまたいじめられないようにと思って、気をつけるように言ってくれたと思う、とかばっていました。

女子には、人のノートを(連絡帳でも自由帳でも)見るなと言ってください。だいたいが、32番あたりが、人のノートをのぞきこんで、子どものテリトリーを侵害したことからはじまったのです。
「じゃまするな」と書かれて傷ついたそうですが、近寄らなければ傷つきません。そう言ってください。
何もしていないのにひどいことを書かれたというような言い分をみとめないでください。
なんにしても、今回いじめた子どもたちと、今後、関係がうまくいくとは思えません。
4年だけでなく、卒業まで同じクラスにならないように、重ねてお願いいたします。

と、いうようなことを書いていたんだけど、連絡帳の文字、ぐちゃぐちゃで読みにくい、と気づく。
あとで整理して、パソコンで書いて、お手紙にしよ。



この数日、自分がいじめられていたと自覚した子どもは、いろんなことをはっきり把握できるようになったんだろう、ほんの数日で、急に大人になったみたいに見える。