このみちをゆこうよ

 

 ブログのレイアウトが変わっている。とまどう。とてもとまどう。今までのやり方で改行ができない。それにしても暑い一日だった。この暑さにもとまどう。子どもを外に出せないし、家のなかに閉じ込めておくのもかわいそうで、午後、デパートに行く。キッズコーナーのすべりだいで遊ばせた。100円を入れないと動かない乗り物に、100円を入れずに乗って、それでもけっこう楽しそうだった。義父のお下がりの車は、画面に外の温度が表示されるのだが、それが37、38、40度まであがっていって、本当だろうか。とにかくたしかに焼けるように暑い。図書館に寄って、スーパーで買い物をして、帰る。どこに行っても子どもが多い。夏休みなのだ。スーパーのなかで走り回っている子どもに、何度もぶつかりそうになった。帰ると、庭の草花も暑さで萎れかけていたりする。たっぷり水をやって、やりおわった頃に、遠くで雷の音。それから激しい夕立ち。なんだか天気に愚弄されているようだ。

  図書館で、タイトルが目にとまって借りてきた。『このみちをゆこうよ』金子みすず童謡集。

  「このみちのさきには、/大きな森があろうよ。/ひとりぼっちの榎(えのき)よ、/このみちをゆこうよ。//このみちのさきには、/大きな海があろうよ。/はす池のかえろよ、/このみちをゆこうよ。//このみちのさきには、/大きな都があろうよ。/さびしそうなかかしよ、/このみちを行こうよ。//このみちのさきには、/なにかなにかあろうよ。/みんなでみんなで行こうよ、/このみちをゆこうよ。」(注:かえろ─かえる)