ふとんの山

 今日も雨。向かいの森の紅葉が、雨のなかいっそう鮮やかで、外に出る度、息を呑む。
 
 秋の終わりの雨は、うっとりしてばかりもいられなくて、押し入れの防かびシートの取り替え時期だと思い出す。昨日は、布団だの毛布だの衣装ケースだの、なかを全部ひっぱりだした。シートをはぐと、なんだかやっぱり黴臭い。普段使っているものはいいのだ。ふだん使わないから奥にしまいこんでいるものに被害がでる。新品で紙の箱に入っていた毛布2枚とシーツ1枚、気づかないふりができないほどには湿っけて臭うので、まだ1度も使わないうちから、洗濯することとなる。他のものは、ビニールのケースに入れていたので、無事だった。床板が弱くなっているので、新しい板を買ってきて補強する。新しい防かびシートを敷いて、水とりパッドをいたるところに放り込む。吐きそうなほど疲れたが、子どもは、部屋のなかに山と積まれた布団や毛布や衣類その他の上に、よじのぼっては転がり落ちて、顔を真っ赤にして、夢中で遊んでいた。
 
 来月は慌しいので、今月中に、ある程度の大掃除はしておくつもり。ふだんさぼりあげているから、大変なのだ。明日ごみの日なので、今日はこれから、台所の掃除をします。
 
 くま めい ととろ りんご こんにちは さようなら