木星に行くときは

ドキュメント’08
”娘は…自閉症”~ ある家族の闘い 600日~

保育園に通う女の子(6)は自閉症
小学校就学準備から紆余曲折の末「特別支援学級」に入学するまでの
600日間のドキュメント。

2008年11月16日(日)25:00~:25:55
全国の日本テレビ系列局(全国ネット)

http://www.ntv.co.jp/document/

を見た。
今年小学校に入った女の子の、表情や仕草が、あまりに、うちのちびさんと似ていて、「りくそっくり」「かわいい、かわいい」と、パパとふたりで興奮して見ていた。耳をふさぐところとか、視線の泳ぎ方とか、歩き方とか。同じ姿勢ですわっていられないとか。かわいい、かわいい、と言ってる間に、番組おわっちゃった。就学をめぐる問題とかあったんだけど、通常学級であれ支援学級であれ、よろこんで受け入れてくれるところ、というのが大前提だと思う。100人にひとりが自閉症。もういいかげん、学校や社会が変わっていかなければいけないと思う。

自分の子どもだけ見てると、なんでこんなに人の話きかないんだとか、毎日の日課もひとつひとつ指示しないとできないし、はじめてのことがこわいし、手がかかるし面倒くさかったり(だから手抜きしたり)もするけど、こういう番組があると、なるほど、これは自閉症の特性なんだなと確認できる部分もあったり、自分の子どものことも、すこし客観的に見れて(?)やっぱりとてもかわいくて、面白いと思う。

「ママ、もくせいにいくときは、コートをきていくのよ」と図鑑をめくりながら言う。火星や木星は太陽から遠いから寒いんだと、私が言ったせいだろう。ちびさん、ロケットで、月とか木星とか、北極星に、パパとママと一緒に行きたいの、と言う。一緒に地球にいるだけで、十分だと思いますがね。

ピーターパンの海賊船とバナナロケット搭載の船の絵をかいていた。

テレビで外国の映像とか映ると、それが今なのか昔なのか、その国が戦争をしているかしていないか、聞いてくる。
戦争は、夏に、原爆関連の映像をローカルニュースなどで見てから、気になるらしい。

それで、薬をのむのを嫌がるのを、「世界には、戦争していたりして、薬がもらえなくて、病気がなおらなくて死んでいく子がいっぱいいるのに」と説得していたら、なんか涙出てきて、ちびさん、ママの涙におびえて、薬のんだわ。