『天秤 わたしたちの空』刊行

気がつくと、いろいろ他の方が書いてくださっているので、
私もまた宣伝します。

『天秤 わたしたちの空』詩・河津聖恵×短歌・野樹かずみ
定価1500円+税 洪水企画 草場書房
刊行日12月2日。
シモーヌ・ヴェイユ生誕100年記念、ということだったので、勝手にそうしたんですけど、生誕100年の今年のうちに出せてよかった。

書いているとき、河津さんの詩を読むのが、ほんと楽しかったです。
私のほうはというと、戦争の証言であるとか、被爆語り部の方とか、植林の活動とか、いろいろと顔も知っている他人の活動を取り込みながら、書いたりしていて(これはこれでこわいことだったのですが)、いまのところ現場の方たちからは何も苦情がきていないので、ほっとしています。というか、喜んでもらえたのが、いやほんとにうれしい。

本屋で売られているかもしれません。
洪水企画のブログ
http://kozui.sblo.jp/article/33799505.html

「つまりさ、私の本が紀伊国屋とかに置いてあるかもしれないわけよ」
と、パパに言ったら、
「なにか、紀伊国屋というのは、ジャンクショップか」
と言われたが、ふむ、本屋というのはそうかもしれん。

ジャンクショップ。たちまち思い浮かぶのは、ゴミの山の麓の、拾ってきたゴミの仕分けの、来る日も来る日も繰り返される切ない労働の現場なんだが。そこで生きる人たちに恥ずかしくないかどうか、というのが、一番こわい尺度だな。

草場書房のHP(注文、こちらからも)
http://www.kusabashobo.jp/

それから、「月下の風書」というブログにも紹介してもらっています。長文で2回にわたって。
大変ありがとうございます。
http://gekka999sizin.tea-nifty.com/blog/2009/11/post-736e.html
http://gekka999sizin.tea-nifty.com/blog/2009/11/post-2cb2.html

私の手元にまだあるので、読んでやろう、と思ってくださるかたは、野樹から買ってもらえると、その分を、フィリピンのゴミ山のフリースクールの支援金および、活動経費にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。(買ってくださったみなさま、ありがとうございます。)

地元の図書館に予約すると、図書館が買ってくれたら無料で読めます。