じゃこ天

宇和島からじゃこ天が届いた。
お世話になったところに送るついでに、取りよせたのである。
夏に帰省したとき、えらくおいしい店を見つけたので、義父母宛てに送ったら、そのお店から、年末年始向けの注文票が届いたので、ふふん、注文してしまった。

これがないと、正月の雑煮ができない。
でも届いてしまったら、正月まで待てない。
ので、さっき、雑煮食った。食っちゃった。
じゃこ天入れて、畑の菜っぱ入れて、おばあちゃんちで収穫してきたゆずをちらせて、ああもう、しあわせ。

町内会長が配給してくれた大根のおでんもあった。

昔さ、小学校3年生くらいのときに、家計がえらく厳しかったらしくて、毎晩毎晩、じゃこ天と大根おろしと大根の葉っぱの炒め物ばっかり食べてた一時期があるんだけど、金はかかってないが、ずいぶんぜいたくな食卓だったよ。いまから思えば。じゃこ天も安かったんだけど、うまかったもん。やっぱり。

じゃこ天のない暮らしは、やっぱり何か欠けている感じがする。
まあとにかく、じゃこ天あれば、ちょっとはお正月。