今年の秋もまた、通っていた。油絵教室。それでまたへんな絵ができたが、これでも描いてるときは、相当に気分よく、楽しいのだった。後ろの山は私の田舎の、鬼が城連山。山が見たかったので。
それで家にもって帰ったあとになって、下手だなあ、雑だなあと思うわけなんだけど、まあいいや。絵はねえ、ひとりで家で描けないんだよね。技術の問題もさることながら、お絵かきしてる自分の正しさを信じられないというか、やましさに負ける。教室のなかだと、無駄に楽しんでいてもいいみたいだと安心していられるのだった。他の人たちの絵を見るのも楽しいし。
息子が、「もう少しで宿だよ。もう疲れて動けないよ。ひもがからまってじゃまだし。」という長いタイトルをつけていた…。
