信じる

水曜日、かな、電話があって、人権の作文の小冊子の配布は中止、冊子の作成そのものを中止しますということだった。当然だと思う。

木曜日。冬休みを前に、合唱祭。息子は伴奏担当なのだったが、
合唱の練習の様子を、音程が狂ってるし、アルトは(日頃うるさい女子たちなのに)声が出ていないし、男子は無駄に声が大きいし、聞いていて気持ちが悪い、
賞なんか、微塵も期待してないからね、
ぼくは淡々と弾くだけだから、
と、さんざんな言いようだったので、さして期待もせず、会場まで行った。

1年2年が合同、3年4年が合同のクラス別で1組~4組団各60人の合唱団。息子たちの団が歌ったのは『信じる』(谷川俊太郎作詞 松下耕作曲)という曲で、なんと1年2年の部で最優秀賞を取った。
息子は、すべて暗譜していたので、指揮を見ながら伴奏できて、合唱ともよくあっていた。合唱もよかった。
(できるんなら、最初っからふざけずにちゃんとやってほしいよ、まったく、と息子は言っていた)
ピアノ、息子は2か月間毎日弾いていたのだ。よかったね。

外部の会場だったので、現地集合。息子は鉄道仲間の先輩と駅で待ち合わせるために、えらく早くから出かけて行ったが、先輩が体調不良で遅れて待ちぼうけ。それでも駅にいるのは楽しかったらしい。帰りは、息子が帰った方向とは別の駅で先輩が待っていて、今度は先輩が待ちぼうけだった。でも駅だから大丈夫、らしいのだ。

クラスの大きい方のNくんのママが、Nくんがはけなくなった通学靴をゆずってくれることになっていて、会場で会えなかったんだけど、駅で息子を見つけてくれて、もたせてくれた。
よし、これできみは大きくなっても大丈夫。


曲は、しばーらく耳の奥でリフレインしていた。「すべてのものが日々新しいそんな世界を私は信じる~♪」