クールなイチゴケーキと管理できない管理地

さくらんぼの種から、さくらんぼの芽が出た、と思ったんだが、翌日、それは、朝顔になっていた。
なーんだ。あさがおの種、どこにでも落ちてるからな。

昨日のおやつ。畑のいちご、60個使ったイチゴケーキ。どん。 Cimg2874

間引きした水菜を飾ったのを、子どもがほめてくれた。
「クールだよ。最高だよ」
クール、ねえ。

ケーキは三等分して、一瞬で消えた。
ひとり20個あたりイチゴがのったイチゴケーキ。


形のよくないのとか小さいのとかは、ミキサーにつっこんでイチゴミルクと。



さて畑のことなんだが、町内会長に確認すると、
管理者はもう、管理する能力がない、人も金もない、ということだった。

だから以前は、木は植えるな、と言っていたのだが、
今はもう、木を植えようが道具小屋をつくろうが、何しようが、いい、
ということらしい。

ということは、Tさん、たくさん植えた木を伐らなくていいし、私も、もしもさくらんぼの種からさくらんぼの芽が出て、育って苗木になったら、畑に植えて問題ないわけだ。

宅地造成に失敗した宅地を抱えているというのは、造成した業者にとっても、頭の痛いところで、売れないし、でも管理責任はあるし(つまり草刈なり不法投棄のゴミの処理なりしなければならない)、土地の税金も払わなきゃいけない。宅地の更地の税金は高い。だからって畑にして農地扱いになるかって、そうはしてもらえない。
それで、景気良くないから、ゴミ処理する能力も草刈する能力もない。

なので草刈も、以前は業者がやっていたのだが(別の業者に発注して)、いまはわずかのお金を町内会に渡して、それで町内のおじさんたちのアルバイトで、草刈している。

もうどう考えたって売れないし、でも草ぼうぼうだと、市からあれこれ言われるし、勝手に畑つくってくれて草刈してくれているんなら、それはもうありがたいので、どう使ってくれてもいい。

というのが、管理者の立場。

町内会が困っているのは、残っている下の段へのゴミの不法投棄が続いていること。自転車とかマットレスとか。でも管理責任者である業者も町内会も、だれも、それを処分することができない。金もなければ人もいない。

私が使っている中の段も、3割は建設資材のあれこれが埋まっていて、使えないものね。

Tさんの使っている上の段は、ゴミは捨てられていなかったが、近所の人たち子どもたちが、隣の団地との行き来に、通路に使っていた。Tさんそれが気に入らないみたいで、わざと入口あたりに、芋の葉っぱの茂るやつを植えて通りにくいようにしている。

でも、自分の土地でない管理地を、勝手にたがやすのも、勝手に通るのも、どっちもどっちなので、それはほっとくしかない、ということになった。

畑の使用をめぐって起きた女たちのトラブルのことは、町内会も知ったこっちゃないので、追い出されたHさんのブロークンハートについては、何ともしてあげようがない。

たぶん、大きな理由は、水代だったのだろう。山水を汲んでこれるなら、ただですむ。水をもらうのでなかったら、Hさんに畑を使わせるメリットはTさんにはない。それで追い出した。

水代なんて、そんなたくさんの金額じゃないけど、そのわずかが惜しいのだろうという気持ちはわからなくもない、が。

そういうことは、相手に率直に話すものだよ。畑をひとりで使いたいなら使いたいと。たぶん、それができないんだろうなあ。
嘘ついて追い出そうとするから、HさんもTさん自身の心も傷つけることになったと思うけど。

ねえ。



ソウル市の、”ゲリラ”菜園共同体の話題
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/14765.html

「ハルモニ(おばあさん)たちの抑制できない耕作本能」という言葉に笑った。