教室の話

息子が持ち帰ってくる教室の話は、少年文庫、みらい文庫、青い鳥文庫あたりを読んでる具合に面白い。

斜め後ろの席の女子、タネちゃんとしようか、私はタネちゃんを知らないが、タネちゃんのお母さんとはPTAでお話した。くじで、私はタネちゃんのお母さんに負けて、役員になったのだ。丸い明るい物おじしない感じのお母さんでしたが、たぶん娘も似ているかもしれないと想像する。
いたずらのタネを思いついたのは、タネちゃんとそのまわりの女子たちらしい。クラス全員に呼びかけた。授業の最初の「起立、姿勢、礼」のところの、「礼」でおじぎをしない、「よろしくおねがいします」の挨拶を逆から「すましいがねおくしろよ」と言う。理科の時間に決行。
「ぼくはやらないよ」と息子は言い、男子数人はやらなかったが、みんなはタネちゃんたちの呼びかけに応じたので、普段通りにふるまったほうが「空気読まない」少数派になった。

「次は一緒にやってよね」とタネちゃんに言われた。「なぜそんなことするの?」と息子がきいたら、「面白いから」と言った。
面白いか? と息子は思った。

次のいたずらは11時ちょうどと、11時10分に、クラスみんなが、動きを止める、ということになっていた。担任の数学の時間。
そんなの、何人かやらないっていう子がいる時点で、だめなんじゃないのと思うけど、やりたい子はやるのだ、
11時になった。息子と数人の男子以外のみんなが静止して10数秒後、
「洪水ちゃんが、がまんできずに笑い出したんだ」
洪水ちゃん、ケタケタケタケタとひとりで笑い出したらしい。
担任にしてみれば意味不明の笑いだが、そこは洪水ちゃんのすることなので、いちいちどうしたのかとかきくこともなく、「落ち着いて、落ち着いて、落ち着いて」となだめていたらしい。
ああ、洪水ちゃん、圧倒的。
11時10分。一瞬時計のアラームが鳴った。タネちゃんが何を思ったか、アラームをかけていたらしいのだ。時計をもってきてもよいが、アラームを鳴らすのは禁止である。「誰だ」と担任。怒るとこわい担任らしく、タネちゃん、おそるおそる手をあげる。「2度とこういうことのないように」と言われて、いたずらどころではなくなったらしい。

息子、朝、部活もないし、なんにも用事はないのに、登校の時間がどんどん早くなっている。教室がよほど居心地がいいらしい。

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水曜日、パアラランに送金。助けてくださるみなさま、ありがとうございます。来月からの新学期に向けて準備しています。

水曜日、いちご147個。木曜日、帰りが遅くて畑にゆけず。金曜日、いちご207個。東京から帰省していた友人から実家の裏山で採ったタケノコもらった。畑のフキと一緒に炊こう。
庭のドクダミよもぎ、薔薇のつぼみは天ぷらに。いい季節だ。

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庭の薔薇が咲いた。ベランダまで伸びている。畑の牡丹、(たぶん栄養不足で)めったに咲かないが、今年は、白いのが咲いた。牡丹と思えないほど小さくて可憐だ。