キャベツのゆくえ

朝、郵便局でお金おろして、街へ降りて、銀行へ行った。
パアララン・パンタオへ送金。
助けてくださるみなさま、本当にありがとうございます。
これで、6月からの新学期を迎える準備ができるはず。
真心の寄付は、渡り鳥のように、南の国へばさばさと飛び立ってゆきました。
ああ、心はればれ。いい天気だったし。



昨日収穫した6個のキャベツ、というか、キャベツみたいなもの、というか。葉っぱが開いてあんまりうまく玉になっていない、こぶし大くらいの玉しかないのもあったりして、ほめられた代物じゃないんだが、2個は収穫を手伝ってくれたYくん兄妹へ、一番できの悪い2個をうちに残して、残りの2個を、昔のバイト先のお店にもってった。
最近まったく働かない農場主だが、彼が、キャベツできたらもってくるねって、約束していたので、約束を果たすべく。

そして、できそこないのキャベツ2個は、大きな手作りハンバーグ8個に変わった。
ありがたい限り。

夕方、学校の連絡袋のなかに、あれこれのプリントが入っているなかに、引き落としのお知らせがあって、テキスト代やら何やら、5月はじめに1万円余りの引き落としがあるという。
想定外。
もっとあとだと思ってたし、5千円くらいと思ってた。
足りない。
だいたい、いつだってぎりぎりの綱渡りだし、こういう想定外の出費があると、たちまち修羅場になるんだが。

今回は、りくにかかったお金だから、りくの貯金からだしておこうよう、という合理的判断? に落ち着いて、喧嘩はせず。

夜、雨。
パパは町内のどこかのお家のお通夜。この団地、お年寄り多いんだけど、ここんとこ葬式つづき。
私は町内会費の回収当番なので、11軒をぐるりとまわる。
9軒目で長ネギをひとかかえもらった。

畑のキャベツ、晩ご飯のスープのなかへ飛び込んだ。

昔、学生のころ、金がないから、スーパーの裏のゴミ箱からキャベツの外側の葉っぱ拾ってきて、ガスがないから炊飯器でキャベツスープをつくったなあと思い出した。

なんとか生きてきたよなあ。

私が生きるのを助けてくれたみなさん、今さらながら、ありがとうございます。