貼ります。ぺったん。
大阪府による大阪朝鮮学園に対する補助金停止について
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大阪府の補助金支給停止と朝鮮学校の卒業式
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まがりなりにも、フィリピンのゴミの山にあるフリースクールを17年くらいかな、支援する活動をしてきたので、学校に金がない、ということが、どんなにつらく苦しく悔しいかは、すこしはわかる。
誤解や偏見や差別の痛さも。
ゴミ山のスラムの人たちが、自分たちでたちあげた学校。教師も自分たちで育ててきた。雨がふると傘をさして勉強するような校舎から。パアララン・パンタオ(スクール・フォー・ヒューマニティー)という名前。フリースクールと呼んでいるけど、国公立でも私立でもない、民衆立の学校ですね。
パアラランに、政府の支援はないので、外国の支援者からサポートしてもらっている。主に日本から。一部をシンガポールやスイスから。思想信条それぞれに違う人たちから。
私たちはお金は出すけど、教育内容には関知しない。それがあるべき態度だと思う。だってそこの子どもたちに、どんな教育が必要かを知っているのは、そこの土地の人たちだし、教育は、スポンサーの顔色をうかがいながらするものではない。学校は自立している。
言っておきたいが、国であろうと地方自治体であろうと、行政は、たとえ金を出しても主人ではない。スポンサーのひとつにすぎない。大阪府は、何を思い上がっているんだろう。
1948年の朝鮮学校閉鎖の弾圧以来、人々が、懸命に築き上げてきた地域コミュニティとの信頼関係を、一瞬に破壊するような、本当に恥ずべき暴挙で、地方自治の精神をみずから滅ぼして。
ウリハッキョ(わたしたちの学校)という呼び名は美しい。
民衆立の学校。それが本当の学校だと思う。魂を隷属させない。理想が息づく可能性はそこにあると思う。